2010 FIFAワールドカップ・アフリカ予選

2010 FIFAワールドカップ・アフリカ予選

2010 FIFAワールドカップ・アフリカ予選は、2007年10月から2009年11月にかけて行われた、ワールドカップのアフリカ地区予選です。開催国である南アフリカを除き、5つの出場枠をかけて、アフリカ各国の代表チームが熱戦を繰り広げました。この予選は、アフリカネイションズカップ2010の予選も兼ねており、出場権をかけた争いも同時に行われました。

予選方式

予選は3つの段階に分けて行われました。

1次予選

FIFAランキング下位の6チームがホーム・アンド・アウェー方式で対戦し、勝利した3チームが2次予選に進出します。当初はスワジランドとセーシェルも参加予定でしたが、辞退したため2次予選からの参加となりました。ソマリアは内戦の影響でホームゲームを開催できませんでした。

2次予選

1次予選を通過した3チームと、予備予選を免除された45チームの計48チームが参加します。4チームずつ12のグループに分かれ、ホーム・アンド・アウェー方式のリーグ戦を行います。各グループ1位の12チームと、2位の中から成績上位8チームの計20チームが最終予選に進出します。組み合わせ抽選は2007年11月に行われました。

エリトリアが途中で棄権、エチオピアがFIFAの裁定により除外されたグループがあり、そのグループは1チーム少ない状態で試合が行われました。そのため、2位のチームを選出する際、1位と3位のチームとの対戦成績のみを考慮する措置が取られました。

開催国の南アフリカは、この2次予選で敗退しています。

3次予選（最終予選）

2次予選を勝ち抜いた20チームが、4チームずつ5つのグループに分かれてホーム・アンド・アウェー方式のリーグ戦を行います。各グループ1位のチームがワールドカップ本大会への出場権を獲得します。この最終予選は、アフリカネイションズカップ2010の予選も兼ねており、各グループ上位3チームがアフリカネイションズカップへの出場権を獲得します。組み合わせ抽選は2008年10月に行われました。

仮に南アフリカが最終予選に進出し、1位になった場合、そのグループの2位チームが繰り上がりで本大会出場権を得る予定でした。

各グループの結果（最終予選）

各グループの1位がワールドカップ出場権を獲得しました。

グループA: カメルーン
グループB: ナイジェリア
グループC: アルジェリア（エジプトとのプレーオフの結果）
グループD: ガーナ
* グループE: コートジボワール

大会後の影響

この予選を通じて、アフリカサッカーのレベルが向上し、ワールドカップ本大会でのアフリカ勢の活躍が期待されるようになりました。また、アフリカネイションズカップへの出場権をかけた戦いも同時に行われたため、大陸全体のサッカー熱が高まりました。

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