2010 FIFAワールドカップ・予選

2010 FIFAワールドカップ予選の詳細

2010 FIFAワールドカップ予選は、FIFAに加盟する208の国・地域のうち、4つの国（パプアニューギニア、ブルネイ、ラオス、フィリピン）を除いた204の国・地域が参加しました。この中から、ブータン、グアム、中央アフリカ、サントメ・プリンシペ、エリトリアが棄権したため、最終的には199の国・地域がこの大会に挑むこととなりました。なお、エチオピアは、既に予選の4試合を終了していた2008年の10月にFIFAから除外される処分を受けました。

予選は2007年8月25日に、オセアニア地区の予備予選を兼ねた南太平洋大会のサッカー競技から始まり、各大陸の予選では2007年11月25日にダーバンで抽選が行われました。グループリーグにおける順位の決定方法については、前回大会（ドイツ大会）の予選では直接対決を重視していましたが、今大会の予選では従来の得失点差や総得点を考慮する方法に戻されました。これにより、より透明性の高い順位決定が行われました。

各大陸予選と出場枠

アフリカ予選

アフリカの国々は合計5つの出場枠が与えられ、さらに開催国である南アフリカも含まれます。予選は、51チームが参加し、下位6チームのうちの2チームが直接対戦を行います。勝利したチームは2次予選へと進出し、最終的に本大会出場権を得るのは各グループの1位や成績上位の2位のチームです。予選を通過した励みなチームはカメルーン、ナイジェリア、アルジェリア、ガーナ、コートジボワールです。

ヨーロッパ予選

欧州からは13チームが出場する権利が与えられています。53チームが参加し、予選リーグは9つのグループに分かれ、各グループでの首位が本大会出場権を得る他、成績上位の2位チームにはプレーオフが用意されています。ここで決定されるのはデンマーク、スイス、スロバキア、ドイツ、スペイン、イングランド、セルビア、イタリア、オランダ、さらにフランス、ポルトガル、スロベニア、ギリシャです。

南米予選

南米の国々は4.5の枠が与えられ、10チームがホーム・アンド・アウェー方式で総当たり戦を行います。上位4チームが本大会へ進出し、5位チームは北中米カリブ海のチームとのプレーオフに臨みます。最終的にはブラジル、チリ、パラグアイ、アルゼンチンが進出権を手にしました。

北中米カリブ海予選

北中米からは3.5チームが出場できます。35チームが参加し、低位の22チームの中から抽選で2チームがバトルし、勝者が2次予選へ進む仕組みです。ここからアメリカ、メキシコ、ホンジュラスが本大会出場を決めました。

アジア予選

アジア地域の枠は4.5で、43チームが参加しました。この中から38チームが対戦し、勝ち残った19チームが次へ進む仕組みです。最終的にオーストラリア、日本、韓国、北朝鮮などが出場権を獲得します。

オセアニア予選

オセアニア地域では、参加数が限定的で、ニュージーランドが出場権者となります。この段階で他の地域とのプレーオフが設けられており、そこで勝者が本大会に進出することができます。

大陸間プレーオフ

大陸間プレーオフでは、勝ち点での判定が行われ、同点の場合は総得点、さらに同じ場合にはアウェーゴール数で出場チームが決まります。コスタリカのウルグアイが対戦し、ニュージーランドがオセアニアを代表して進出権を獲得しました。

このように、2010 FIFAワールドカップ予選では多くの国々が参加し、厳しい戦いを経て本大会への切符を手にした姿が見て取れます。

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