2012年のJリーグカップ

2012年Jリーグカップの概要

2012年のJリーグカップは、3月20日に開幕し、11月3日に決勝が行われる形で実施されました。この大会はヤマザキナビスコが冠スポンサーとなっており、正式名称は「2012Jリーグヤマザキナビスコカップ」となっています。昨年度のチャンピオン、鹿島アントラーズが見事優勝を果たし、2年連続5回目のタイトル獲得となりました。これは、2005年と2006年に連覇したジェフユナイテッド千葉以来の栄冠です。

出場クラブとレギュレーション

本大会には、2012年度J1リーグに参加している18クラブが出場します。新たにJ1に昇格したクラブとして、FC東京は2010年以来2年ぶり、コンサドーレ札幌は2008年以来4年ぶり、そして初昇格となるサガン鳥栖は、2001年大会以来11年ぶりの出場となります。なお、柏レイソル、FC東京、名古屋グランパス、ガンバ大阪の4クラブは、AFCチャンピオンズリーグ2012に出場していたため、グループリーグを免除され、決勝トーナメントからの参加となります。

グループリーグは3月20日から始まり、グループ内の14クラブ（ACL出場未満のクラブ）で以下のように分けられました。

• - Aグループ

- ベガルタ仙台
- 浦和レッドダイヤモンズ
- 川崎フロンターレ
- ジュビロ磐田
- セレッソ大阪
- サンフレッチェ広島
- サガン鳥栖

• - Bグループ

- コンサドーレ札幌
- 鹿島アントラーズ
- 大宮アルディージャ
- 横浜F・マリノス
- アルビレックス新潟
- 清水エスパルス
- ヴィッセル神戸

グループ内での順位は、勝ち点を基に決定され、同点の場合は「得失点差」、「総得点」、「当該チーム間の対戦成績」、「反則ポイント」、「抽選」の順で順位が決まります。各グループの上位2クラブがその後の決勝トーナメントに進出します。

決勝トーナメントの進行

決勝トーナメントは、グループリーグを勝ち抜いた4クラブに加え、柏、FC東京、名古屋、G大阪が参加し、全8クラブによる戦いが行われます。

準々決勝と準決勝は、ホーム・アンド・アウェーの2試合制で行われ、優劣は以下の方法で決定されます：

• - 2試合の合計得点（得失点差）
• - アウェーの得点数（アウェーゴールルール）
• - 同点の場合は、第二試合終了後に延長戦を行い、それでも決しない場合はPK戦で決定

決勝は中立地での1試合勝負で、90分終了時に同点の場合は延長戦を挟み、最終的にPK戦に移行します。組み合わせの抽選はオープンドロー方式で行われ、2012年6月18日に放送されたフジテレビ系列の番組「すぽると!」にて実施されました。

最後に

全体として、2012年のJリーグカップは多くのクラブが真剣勝負となり、鹿島アントラーズの復活劇や新たなクラブの挑戦が見られました。サッカーファンにとって記憶に残る大会といえるでしょう。

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