2012年ロンドンオリンピックのウガンダ選手団

2012年ロンドンオリンピック ウガンダ選手団の輝き

2012年7月27日から8月12日にかけて、イギリスの首都ロンドンで開催された第30回夏季オリンピック。この大会に、ウガンダは総勢15名の選手団を派遣し、陸上競技を中心に、バドミントン、競泳、ウエイトリフティングの各種目で熱戦を繰り広げました。

今大会のハイライトは、なんといっても陸上競技男子マラソンでのスティーブン・キプロティチ選手の金メダル獲得でしょう。彼は2時間8分1秒のタイムで、見事1位でゴールテープを切り、ウガンダに40年ぶりとなる金メダルをもたらしました。これは、1972年ミュンヘンオリンピックの陸上競技男子400mハードルで金メダルを獲得したジョン・アキ＝ブア以来、ウガンダにとって史上2人目の金メダリスト誕生の瞬間でした。

各競技の成績

陸上競技
ジェイコブ・アラプタニー選手は男子3000m障害に出場しましたが、予選敗退という結果に終わりました。記録は8分35秒85でした。
トーマス・アエゴ選手は男子10000mに出場し、27分58秒96を記録しました。
ベンジャミン・キプラガト選手は男子3000m障害の決勝に進出しましたが、残念ながら失格となりました。
アブラハム・キプリモ選手は男子5000mに出場し、13分31秒57で予選敗退となりました。
モーゼス・キプシロ選手は男子5000mと10000mに出場。5000mでは13分52秒25で決勝に進出し、10000mでは27分39秒22を記録しました。
ジョフリー・クスロ選手は男子5000mに出場し、13分59秒74で予選敗退となりました。
ジュリアス・ムテカンガ選手は男子800mに出場し、1分48秒41で予選敗退となりました。
女子では、ジャネット・アチョラ選手が1500mに出場し、4分11秒64で予選敗退。
ドカス・インジクル選手は3000m障害に出場し、9分35秒29で予選敗退となりました。
ジェーン・スウト選手は女子マラソンに出場し、2時間44分46秒で完走しました。
バドミントン
エドウィン・エキリング選手は男子シングルスに出場しましたが、1次リーグで敗退しました。
競泳
ガンジ・ムグラ選手は男子50m自由形に出場し、27秒58で予選敗退。彼は今大会の開会式旗手も務めました。
ジャミラ・ルンクセ選手は女子50m自由形に出場し、28秒44で予選敗退となりました。
ウエイトリフティング
チャールズ・セキヤーヤ選手は男子62kg級に出場しました。

まとめ

2012年ロンドンオリンピックにおけるウガンダ選手団は、スティーブン・キプロティチ選手の金メダル獲得という最高の形で幕を閉じました。この金メダルは、ウガンダのスポーツ史に新たな１ページを刻むとともに、次世代の選手たちに大きな希望と勇気を与えたことでしょう。他の選手たちも、それぞれの競技で全力を尽くし、ウガンダの代表として世界にその存在を示しました。この大会での経験は、彼らの今後の競技人生において、貴重な財産となるはずです。

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