2012年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)

2012年度プロ野球ドラフト会議の詳細

2012年度の新人選手選択会議、通称「プロ野球ドラフト会議」は、10月25日に東京・グランドプリンスホテル新高輪で行われました。この会議は、特別協賛として東芝が参加し、「2012 プロ野球ドラフト会議 supported by TOSHIBA」として知られています。会議は、第48回目となる重要なイベントであり、多くの注目を集めました。

会議の概要

このドラフトでは、高校生と大学・社会人選手を同時に指名するシステムが導入され、合計70名の新人選手と13名の育成選手の交渉権が確定されました。この方式は、2008年度以降踏襲されています。将来有望な選手たちがドラフトに名を連ね、新たなチームへの加入を果たすことが期待されました。

特に、注目を集めていたのは花巻東高校の大谷翔平選手で、彼は米国のプロ野球に挑戦する意向を表明しており、北海道日本ハムファイターズが彼を単独指名することを明言。これによって、ファイターズは彼の交渉権を獲得しました。

さらに前年、同じく日本ハムから指名されながらも入団を拒否し、東海大学での一年間を過ごした菅野智之選手が読売ジャイアンツから単独指名を受けました。同じく、その年の春夏の甲子園で優勝を飾った大阪桐蔭高校の藤浪晋太郎選手も注目され、4球団から1位指名を受け、最終的に阪神タイガースが交渉権を得ました。

この年をもって、東芝はドラフト会議のスポンサーから撤退しました。

選手の一覧

選手の選択はウェーバー方式で行われ、重複指名があった場合は、左側の球団から順に抽選が行われました。2巡目以降の指名は、矢印の向きを基にして決定されます。

以下は、主な仲介球団と選択選手のリストです。太字が交渉権が確定した選手を示しています。

• - 横浜DeNAベイスターズ
• - オリックス・バファローズ
• - 阪神タイガース
• - 千葉ロッテマリーンズ
• - 広島東洋カープ
• - 東北楽天ゴールデンイーグルス
• - 東京ヤクルトスワローズ
• - 福岡ソフトバンクホークス
• - 中日ドラゴンズ
• - 埼玉西武ライオンズ
• - 読売ジャイアンツ
• - 北海道日本ハムファイターズ

中継情報

このドラフト会議は、TBS系列を通じて地上波で生中継され、全国のファンが注目しました。今回のテレビ中継は、16:53から17:45までの間、実況は初田啓介が担当し、解説には應武篤良、槙原寛己が名を連ねました。また、ゲスト解説者として金本知憲が登場しました。

CSチャンネルではスカイ・A sports+がメインの中継を行い、番組名は「プロ野球ドラフト会議 2012 supported by TOSHIBA」でした。こちらは16:30から19:30まで生放送され、実況は山下剛、コメンテーターに小関順二が参加しました。

ラジオでは、ニッポン放送が「ショウアップスポーツスペシャル プロ野球ドラフト会議」を放送し、17:00から18:00までの間リアルタイムでの中継が行われました。

このように、2012年度のドラフト会議は多くのドラマが展開され、将来のスター選手たちがプロの舞台に足を踏み入れる瞬間を捉えた記念すべき年となりました。

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