2013 ワールド・ベースボール・クラシック B組

2013 ワールド・ベースボール・クラシック B組（台中ラウンド）

2013年ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の第3回大会、B組の1次リーグは、台湾の台中市にある台中インターコンチネンタル野球場で2013年3月2日から3月5日にかけて開催されました。このラウンドには、韓国、オランダ、オーストラリア、そして地元チャイニーズタイペイの4チームが出場し、総当たり戦で熱戦を繰り広げました。上位2チームが、日本（東京ドーム）で行われる2次ラウンドに進出するというレギュレーションでした。

大会概要

この台中ラウンドは、予想外の展開と劇的な試合が多く、WBCファンを大いに沸かせました。特に、韓国の苦戦とチャイニーズタイペイの躍進が注目を集めました。

試合結果詳細

第1日目（3月2日）：ゲーム1
チャイニーズタイペイ vs オーストラリア
試合時間：2時間53分、入場者数：20,035人
チャイニーズタイペイが、ステファン・ウェルチの本塁打による1点にオーストラリア打線を抑え、見事勝利を飾りました。
第1日目（3月2日）：ゲーム2
オランダ vs 韓国
試合時間：3時間24分、入場者数：1,085人
オランダが5点を奪い、強豪・韓国を破るという波乱が起こりました。韓国は、チャンスで打線がつながらず、投手陣も5失点を喫する苦しい展開となりました。
第2日目（3月3日）：ゲーム3
チャイニーズタイペイ vs オランダ
試合時間：3時間9分、入場者数：20,035人
チャイニーズタイペイがオランダを破り、2次ラウンド進出に大きく近づきました。
第3日目（3月4日）：ゲーム4
韓国 vs オーストラリア
試合時間：3時間31分、入場者数：1,481人
前日オランダに敗れた韓国が、オーストラリアから6点を奪い、2次ラウンド進出へ望みをつなぎました。一方、オーストラリアは連敗となり、後がなくなりました。
第4日目（3月5日）：ゲーム5
オランダ vs オーストラリア
試合時間：2時間50分、入場者数：1,113人
オランダが初回と2回に得点を挙げ、オーストラリア打線を1失点に抑えて勝利。2勝1敗で2次ラウンド進出を決めました。オーストラリアは1次ラウンド敗退となりました。
第4日目（3月5日）：ゲーム6
韓国 vs チャイニーズタイペイ
試合時間：3時間27分、入場者数：23,431人
韓国は8回に逆転したものの、初戦のオランダ戦での5失点が響き、失点率の関係で初の1次ラウンド敗退となりました。チャイニーズ・タイペイは、念願の2次ラウンド進出を決めました。試合中には、金正恩のプラカードを掲げる観客が現れるという出来事もありました。試合終了後には、チャイニーズ・タイペイの選手たちがマウンドに国旗を立てるパフォーマンスを行い、地元ファンを熱狂させました。

最終順位

詳細な順位は省略しますが、上位2チームが2次ラウンドへ進出しました。

テレビ・ラジオ中継

日本では、J SPORTSが全試合を生中継しました。

この台中ラウンドは、各チームの戦略、選手の活躍、そして観客の熱狂が一体となり、記憶に残る大会となりました。特に、チャイニーズタイペイの躍進は、地元ファンにとって忘れられない瞬間となったでしょう。

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