2014年茨城県議会議員選挙

2014年茨城県議会議員選挙

2014年12月14日、茨城県において、県議会議員を選出するための一般選挙が実施されました。これは、県議会議員の4年間の任期満了に伴う全面改選選挙でした。

選挙の概要と特徴

この選挙は、いくつかの重要な特徴を持っていました。まず、茨城県議会の総定数がこれまでの65議席から63議席へと削減された初めての選挙でした。定数削減に伴い、一部の選挙区で議席数が減少したり、選挙区の区割りが変更されたりしました。

また、本選挙は当初からこの日程で予定されていましたが、衆議院の解散が決定されたため、第47回衆議院議員総選挙と同日に行われる「同日選挙」となりました。茨城県議会は、過去の経緯から全国的な統一地方選挙とは別の日程で選挙が実施されており、例年は統一地方選挙の前哨戦として位置づけられていました。しかし、国政選挙との同日実施は県議選史上初めてであり、投票率への影響などが注目されました。

この県議選と同日には、県内の一部の市町村でも地方選挙が行われました。さらに、この選挙は、平成生まれの世代が初めて被選挙権年齢に達し、立候補が可能となった国内初の都道府県議会議員選挙としても特筆されます。

選挙データ

本選挙は2014年12月5日に告示され、12月14日に投票が実施されました。改選される議席数は63で、県内36選挙区から合計95名が立候補しました。

ただし、全選挙区で投票が行われたわけではありません。13の選挙区、合計20議席については、立候補者数が定数を超えなかったため、無投票での当選が確定しました。

立候補者の党派別内訳は以下の通りです。
自由民主党：43名
民主党：5名
公明党：4名
共産党：4名
維新の党：4名
社会民主党：1名
東海第2原発の再稼働を止める会：4名
かしま志民党：1名
* 無所属：29名

投票日当日の有権者総数は1,680,623名で、男性835,422名、女性845,201名でした。

選挙結果

無投票となった選挙区を除く23選挙区で投票が行われ、全63議席の当選者が確定しました。

党派別の獲得議席を見ると、自由民主党が過半数を維持したものの、改選前の議席から3議席減の41議席となりました（選挙後に無所属4名を追加公認）。民主党と公明党はそれぞれ4議席を維持。共産党は改選前の1議席から3議席へと増加させました。一方、維新の党、社会民主党、東海第2原発を止める会、かしま志民党は議席を獲得できませんでした。

当選者を新旧別に見ると、現職が55名、元職が1名、新人が7名でした。女性の当選者は前回の選挙から3名増え、5名となりました。

最終的な投票率は55.83％でした。投票者数は938,324名です。男女別では、男性が56.61％、女性が55.06％でした。

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