2015年のJ1リーグ

2015年シーズンのJ1リーグ概要

シーズンの始まり

2015年シーズンは、J1リーグの23年目にあたります。このシーズンより、明治安田生命保険相互会社がリーグ全体のタイトルスポンサーとなり、リーグの名称は「2015明治安田生命J1リーグ」と改められました。また、リーグ名も「Jリーグ ディビジョン1」から変更され、公式用語では「明治安田生命J1／Jリーグディビジョン1」と併記されることになりました。さらに、この年度から11年ぶりに2ステージ制が導入され、年間チャンピオンを決定するためのJリーグチャンピオンシップも行われることとなりました。

スケジュールの概要

2014年12月16日に発表された2015年のスケジュールは次の通りです。

• - 第1ステージ: 3月7日から6月27日までの17節、合計153試合
• - 第2ステージ: 7月11日から11月22日までの17節、合計153試合
• - チャンピオンシップ: 1回戦が11月25日、準決勝が11月28日、決勝が12月2日と12月5日に行われました。

チャンピオンシップの1回戦には、決勝まで進むチームが最終節から2週間で5試合を戦うこととなる計画でしたが、1回戦は中止となりました。

クラブの状況

2015年シーズンも18クラブが参加し、湘南ベルマーレは2013年以来2年ぶりにJ1に昇格しました。また、松本山雅FCは初のJ1昇格となり、モンテディオ山形は4年ぶりに復帰しました。クラブ名や本拠地名は前年度のものが引き続き使用されました。

監督交代

特別な場合を除き、監督の交代はヘッドコーチが担う形となっていました。

ルール変更

2015年のレギュレーションの主な変更は、従来のホーム・アンド・アウェー2回戦総当たりから、1回戦制に基づく2ステージ制にシフトした点です。これにより、プレーオフで年間チャンピオンを決定することになりました。新たな表記方法も採用され、年間を通じての通番から、各ステージ毎に「1st (2nd) ステージ第○節」としてわかりやすく示されるようになりました。プレーオフはノックアウト形式となり、1位チームとの対戦や準決勝に進出する権利が与えられる仕組みです。

リーグの競争状況

2020年までにおける多くの予想の中で、前年のすべてのタイトルを獲得したガンバ大阪や、実力を持つ鹿島アントラーズが上位争いを展開するとの声が多くありましたが、浦和レッズも初戦を逆転勝ちし、そのままシーズン無敗で1stステージ優勝を果たしました。

働きかけた形でシーズンが進行する中、サンフレッチェ広島も着実にポイントを積み重ね、最終的には2ndステージでも優勝し、年間勝ち点でも最多記録を達成しました。

また、競争は年間チャンピオンシップに向けて、FC東京とガンバ大阪が第3位を争い、最終節での両者の成績によってFC東京が4位に終わりました。一方、降格争いでは、新昇格組の松本や山形が自動降格圏に苦しみ、年間成績として清水エスパルスも超えられず、シーズン終盤には残留争いがさらに熾烈を極めました。

結果

このシーズンは、1stステージの優勝者が浦和レッズ、2ndステージの優勝者が広島で、チャンピオンシップへと進出する形となりました。最終的に年間順位の推移や得点ランキングも集計され、賞金改定や表彰においても新たな基準が設けられました。モンテディオ山形や松本山雅FCが1年での昇格に終わる一方で、広島は広島が定めた記録でシーズンを締めくくりました。

この2015年シーズンはJ1リーグにおける重要な変革の年として、多くの記憶に残ることとなるに違いありません。

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