2016年7月18日にフジテレビ系列で特別放送された『
FNSうたの夏まつり』は、海の日を祝うイベントとして位置づけられました。毎年恒例のこの
音楽祭は、今回は例年の水曜日から
祝日の
月曜日へと放送日が変わり、さらに
生放送に加え一部事前収録も行われました。これによって、従来のフォーマットに新たな変化がもたらされました。
この回は、放送時間が
昼前から夜遅くまでの長丁場となり、合計放送時間はなんと10時間9分に及びました。これまでの『
FNSうたの夏まつり』で最長の放送となり、特に11:45 - 16:50の第1部から22:00 - 23:24の-夜FES-まで、全4部構成でパフォーマンスが繰り広げられました。
主なステージは、これまで使用されていた
国立代々木競技場からフジテレビ本社ビルが位置するお台場湾岸地区に変更され、そこで設置された10の異なるステージから、数多くのアーティストがパフォーマンスを披露しました。特に、出演アーティストの数が過去最高の107組、披露曲数も172曲に達し、
番組全体が
音楽の華やかさに溢れたものとなりました。
この『
FNSうたの夏まつり』は、
7月18日から24日までの一週間を「FNSドリームフェスWEEK」として位置づけ、イベント全体を盛り上げるための様々な特別企画が設けられました。さらに、特に人気を呼んだサプライズ企画が再登場し、
番組のサイトでは視聴者から贈りたい
音楽を募集しました。
企画の中には、「女性アイドル総出演!プールサイドパーティー」や「アニメ『ONE PIECE』最新主題歌メドレー」といった注目のコンテンツが含まれ、多様なアーティストが夏のヒットソングを披露しました。特に記憶に残るのは、
小室哲哉が1990年代の名曲を
コラボレーション形式で披露した「スーパーヒットコラボメドレー」や、
桑田佳祐が務めた特別ステージです。
この大型イベントにおける視聴率も注目され、第1部は6.1%、第2部は8.8%、第3部は10.9%、-夜FES-は10.5%と高い数字を記録しました。さらに、瞬間最高視聴率は、
Perfumeがパフォーマンスを行った際に達成されました。
また、初めての試みとして
インターネットでのコラボ企画も行われ、
YouTubeでの生配信により、視聴者はリアルタイムで
番組の裏側を楽しむことができました。
今回も多くのアーティストが参加し、特に
小柳ゆきは最初から最後までの4部全てに出演した数少ないアーティストの一人となりました。
ジャニーズ事務所からも11組の人気グループが参加し、その中には初出演のグループも含まれており、
音楽ファンにとって特別なイベントとなりました。
最後には、過去に人気を博した楽曲のメドレーや、特別企画での披露もあり、視聴者にとって忘れがたい夏の思い出となることを意図した内容でした。こうして、2016
FNSうたの夏まつりは、視聴者への
音楽的な夏の贈り物として、多くの人々の心に残るイベントとなったのです。