2016年のパシフィック・リーグクライマックスシリーズ

2016年パシフィック・リーグクライマックスシリーズ

2016年10月に行われたパシフィック・リーグクライマックスシリーズは、プロ野球日本シリーズ出場権を争うプレーオフ形式のトーナメントです。今年度の出場チームは、前年と同じく福岡ソフトバンクホークス、千葉ロッテマリーンズ、そして北海道日本ハムファイターズの3チームです。

特筆すべきは、福岡ソフトバンクホークスがリーグ戦で2位に位置していた点で、これは2004年以降のプレーオフ制度の中で初の試みとなりました。また、本大会は日本通運の特別協賛により「2016 日本通運クライマックスシリーズ・パ」という名称で開催されました。

1stステージ

このステージでは、レギュラーシーズンで2位の福岡ソフトバンクホークスと3位の千葉ロッテマリーンズが対戦しました。3試合のうち、先に2勝したチームがファイナルステージへ進出します。

• - 試合日程：2016年10月8日から10月10日
• - 会場：福岡ヤフオク!ドーム

第1戦（10月8日）

初戦の先発投手はロッテの涌井とソフトバンクの千賀。ロッテが一回に清田選手の本塁打とデスパイネ選手の本塁打で2点を先制しましたが、ソフトバンクも内川選手のタイムリーで1点を返し、3回には再び内川選手が本塁打を放ち同点に追いつきます。この後、ソフトバンクは8回に今宮選手のタイムリーで2点を追加し、試合を制しました。これにより、ソフトバンクはファイナルステージ進出に王手をかけました。

第2戦（10月9日）

この日はロッテが清田選手の先頭打者本塁打で開始。ソフトバンクは明石選手、そして本多選手のタイムリーで逆転し、8回には今宮選手が再びタイムリーを打ち、勝利を収めました。これによりソフトバンクがファイナルステージ進出を決めました。

ファイナルステージ

このステージでは、レギュラーシーズンで1位の北海道日本ハムファイターズが、1stステージを勝ち抜いた福岡ソフトバンクホークスと対戦します。

• - 試合日程：2016年10月12日から10月16日
• - 会場：札幌ドーム

第1戦（10月12日）

この試合の先発はソフトバンクの武田、北海道日本ハムの大谷。点数は4回まで動かず、5回裏に日本ハムが武田投手を攻め、2点タイムリーを挙げ、その後中田選手がホームランを打ち、アドバンテージを含む2勝を先行しました。

第2戦（10月13日）

ソフトバンクは2回、今宮選手と細川選手のタイムリーで先制しますが、日本ハムが中盤に逆転。しかしソフトバンクは8回に松田選手が本塁打を打ち、9回には三点を挙げ逆転しました。プルストシーズンでの日本ハムとの対戦では、日本ハムの連勝が7で止まりました。

第3戦（10月14日）

ロッテ先発の千賀選手が登板した今試合では、日本ハムが先制し、好投を見せた有原投手の前にソフトバンクは苦しみ、チームは窮地に追い込まれました。

第4戦（10月15日）

ソフトバンクが長谷川選手の本塁打で先制。その後も得点を重ね、シリーズでの2勝目を挙げました。投手陣のアドバンテージを活かし、リリーフ陣も無失点で試合を締めました。

第5戦（10月16日）

ソフトバンクが先制するも、日本ハムが逆転。試合の最後に大谷選手が登板し、155kmを超える速球を披露。結果、日本ハムは4年ぶりの日本シリーズ進出を果たしました。

この大会は日本ハムにとって特別な意味を持ち、札幌ドームでの最後のクライマックスシリーズとなりました。

表彰選手

• - クライマックスシリーズMVP: 中田翔（北海道日本ハムファイターズ）

記録

• - 1stステージ: 2試合連続先頭打者本塁打 - 清田育宏（千葉ロッテマリーンズ）。
• - ファイナルステージ: 1イニング4盗塁 - 福岡ソフトバンクホークス。これがクライマックスシリーズの記録となりました。

このクライマックスシリーズは、両チームのファンにとって思い出に残る熱戦の一幕でした。

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