2016年のJリーグチャンピオンシップ

2016年Jリーグチャンピオンシップの概要

2016年のJリーグチャンピオンシップは、年間優勝を決定するために開催され、前年に引き続き明治安田生命が冠スポンサーを務めました。この大会は「明治安田生命2016Jリーグチャンピオンシップ」として知られています。

開催方式

大会では、過去の実施実績をもとに組み合わせや試合方式が見直されました。特に注目すべきは、完全決着方式が廃止され、1回戦や準決勝で引き分けが発生した場合、年間順位の上位チームが進出権を得る新しいルールが導入されたことです。また、決勝は2試合制で、総得点やアウェーゴール数、さらに年間順位上位チームが優勝となるルールが適用されました。

この大会では、試合ごとに「マン・オブ・ザ・マッチ」（MOM）が選出され、大会全体のMVPも表彰されることが発表されました。また、翌年以降はJ1が1ステージ制に戻ることが確認されており、チャンピオンシップはこの年で最後の開催となりました。

参加クラブと組み合わせ

チャンピオンシップに進出するチームは、「各ステージの優勝クラブ」と「年間勝ち点上位3クラブ」で、最大5つのクラブが参加しました。2ndステージ最終節の結果、進出クラブは次の通りです。

• - 年間勝ち点1位: 浦和レッズ
• - 年間勝ち点2位: 川崎フロンターレ
• - 年間勝ち点3位: 鹿島アントラーズ
• - 1stステージ優勝: 鹿島アントラーズ
• - 2ndステージ優勝: 浦和レッズ

この結果、年間勝ち点1位の浦和がシードとなり、決勝進出が決定しました。準決勝は川崎と鹿島が対戦し、川崎のホームで行われました。

準決勝

準決勝は11月23日に川崎フロンターレと鹿島アントラーズの対戦が行われ、川崎はFW小林悠やMF大島僚太などが欠場する中、戦いを強いられました。試合はじわじわと攻勢を強める川崎でしたが、川崎のFW長谷川がけがをし、MF中村憲剛が急遽出場しました。その後、鹿島が先制点を奪い、川崎は反撃の場面を持ちながらも得点を決めきれず、0-1で敗れました。この結果、鹿島が決勝進出を決めました。

決勝

決勝第1戦は11月29日、鹿島のホームで行われ、浦和が守備重視の戦術で挑みました。先制点を奪った浦和でしたが、鹿島も必死に反撃を試み、試合は1-0で浦和がアウェイで先勝しました。

続く第2戦は12月3日に浦和のホームで行われ、浦和が早い段階で得点を奪うも、鹿島が追いつき、その後逆転に成功。最終的に鹿島が2-1で勝利し、アウェーゴールの差で優勝を果たしました。この試合のMOMと大会MVPは皆が認める活躍を見せた金崎夢生が受賞しました。

このように、2016年のJリーグチャンピオンシップは新たなルールのもと、盛り上がりを見せました。

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