2016年リオデジャネイロオリンピックのバドミントン競技

2016年リオデジャネイロオリンピック バドミントン競技

2016年リオデジャネイロオリンピックにおけるバドミントン競技は、世界バドミントン連盟（BWF）の管轄のもと、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの計5種目が実施されました。大会はリオセントロパビリオン4にて、2016年8月11日から20日まで熱戦が繰り広げられました。

大会概要

出場資格は、2015年5月4日から2016年5月1日までの期間におけるBWF世界ランキングに基づいて決定されました。各種目において、1カ国からは最大2名（2組）までしか出場できません。開催国であるブラジルは、シングルスに限り自動的に出場権が与えられました。

種目別詳細

男女シングルス

ランキング上位34名（大陸枠を含む）に加え、開催国枠として1名、招待枠として3名が出場権を獲得しました。ただし、1カ国からはランキング16位以内に2名が含まれる場合は2名、それ以外は1名までという制限がありました。複数の種目で出場権を得た選手がいる場合、シングルの出場枠が86名に満たない場合に限り、追加選手が選出されました。

本大会では、3～4名による13のグループステージが行われ、各グループの上位1名が決勝トーナメントに進出しました。グループステージでは、2016年7月21日時点のランキング上位13名がシードとして配置されました。

日本からは、男子シングルスに佐々木翔選手、女子シングルスに奥原希望選手と山口茜選手が出場しました。奥原選手と山口選手は決勝トーナメントに進出し、準々決勝で山口選手を破った奥原選手が銅メダルを獲得しました。

男女ダブルス・混合ダブルス

ランキング上位16組（大陸枠を含む）が出場権を獲得しました。ただし、1カ国からはランキング8位以内に2組が含まれる場合は2組、それ以外は1組までという制限がありました。大陸枠はランキング50位以内に位置している場合にのみ適用されました。

本大会では、4組による4つのグループステージが行われ、各グループの上位2組が決勝トーナメントに進出しました。グループステージでは、2016年7月21日時点のランキング上位4組がシードとして配置されました。前回大会で問題となった無気力試合を防ぐため、決勝トーナメントでも組み合わせ抽選が行われました。

日本からは、男子ダブルスに遠藤大由・早川賢一ペア、女子ダブルスに高橋礼華・松友美佐紀ペア、混合ダブルスに数野健太・栗原文音ペアが出場しました。女子ダブルスでは、與猶くるみ・福万尚子ペアも出場を目指しましたが、アジア選手権決勝で高橋・松友ペアに敗れた結果、ランキング9位となり出場権を逃しました。全ペアが決勝トーナメントに進出し、高橋・松友ペアがオリンピックバドミントン競技において日本選手初の金メダルを獲得する快挙を成し遂げました。

競技結果

（国・地域別のメダル獲得数については、元の情報源を参照してください）

この大会は、日本バドミントン界にとって歴史的な瞬間となりました。高橋・松友ペアの金メダルは、その後の日本バドミントン界の発展に大きく貢献しました。

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