2016年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)

2016年度プロ野球ドラフト会議の概要

2016年度新人選手選択会議は、10月20日に東京のグランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで開催されました。第52回を迎えるこの会議は、大正製薬が特別協賛しており、正式には「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」と名付けられています。この年から大正製薬はNPBパートナーとしても活動を開始しました。

開催の背景と概要

ドラフト会議は1巡目の選択において入札抽選が行われ、複数の球団から重複指名があった場合は、何度も抽選が行われます。最終的に12球団の選択が確定するまで、このプロセスは繰り返されます。特に2016年のドラフトでは、1巡目指名が重複した場合の抽選くじの表示が一新され、当たりの場合は「交渉権確定」の印が与えられることになり、外れた際は白紙に変更されるという新たなルールが導入されました。

2巡目以降の指名はウェーバー方式で行われ、2016年度のウェーバーの権利は、セ・パ交流戦で勝ち越したパシフィック・リーグに属する球団が享受しました。3巡目の指名は逆順に行い、そこからは交互に指定していく流れとなりました。

この年のドラフトでは、計87名の新人選手と28名の育成選手が指名され、交渉権が確定しました。

選手選択の詳細

選択希望選手のリストには、色付きの背景で示された選手が複数の球団から指名を受けたことがわかります。特に目を引く点として、太字で示された選手は交渉権が確定したことを表しています。また、入団を拒否した選手には暗い背景が付けられており、今ドラフトでの混乱を示しています。

さらに、この年は特に注目を集めており、2回目の指名で5球団が重複したケースは歴史において初めての出来事でした。

球団ごとの選択選手

このドラフト会議において選ばれた球団は、ウェーバー順に並び、オリックス・バファローズ、中日ドラゴンズ、東北楽天ゴールデンイーグルス、東京ヤクルトスワローズ、埼玉西武ライオンズ、阪神タイガース、千葉ロッテマリーンズ、横浜DeNAベイスターズ、福岡ソフトバンクホークス、読売ジャイアンツ、北海道日本ハムファイターズ、広島東洋カープの12球団です。また、育成選手として選ばれた選手の中には、後に支配下登録された選手も存在しています。

伝達手段

この会議はテレビやラジオなど、さまざまなメディアにより生放送されました。地上波ではTBS系列で『プロ野球ドラフト会議2016』が放送され、解説に槙原寛己、應武篤良が登場しました。また、CSではスカイAが中継し、ラジオではニッポン放送がこのイベントを特集しました。

多くの視聴者にとって、選手の進路が決まる瞬間は感動的なものとなり、プロ野球の新たな才能が期待されるドラフト会議として注目を集めました。

このように、2016年度プロ野球ドラフト会議は、新人選手たちの未来を決定づける大切なイベントであり、野球界全体に影響を及ぼす重要な機会であったと言えるでしょう。

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