2017 FNSうたの春まつり

2017 FNSうたの春まつり：春の訪れを告げる音楽の祭典

2017年3月22日、フジテレビ系列にて放送された『2017 FNSうたの春まつり』は、前年に続く第2回目の放送となりました。視聴者参加型の企画や豪華アーティスト、そして感動のサプライズの数々が織りなす、春の夜を彩る音楽番組として、多くの視聴者を魅了しました。

視聴者参加型企画：春の名曲100選

番組の大きな特徴の一つとして、事前に番組ホームページ上で実施された視聴者アンケートを基にした「春の名曲100選」の発表が挙げられます。1万5千人もの視聴者からの投票によって選ばれた楽曲たちは、フジテレビ系列で放送された様々な音楽番組のアーカイブ映像と共に、カウントダウン形式で紹介されました。ランキング形式ではなく、それぞれの楽曲に込められた春への想いが丁寧に伝えられました。

豪華アーティストと感動のサプライズ：全国各地へ届けられた歌声

番組には、数々の著名アーティストが出演し、華麗なパフォーマンスを披露しました。特に注目を集めたのが、全国各地でのサプライズ企画です。5つのロケ企画では、AKB48による成人式のサプライズ、大黒摩季の北海道南富良野町への訪問、藤巻亮太と吹奏楽部の共演、WANIMAによる卒業式でのサプライズライブ、そしてLittle Glee Monsterによる大分の中学生へのメッセージなど、アーティストたちが人々の心に響く歌声を届ける感動的なシーンが繰り広げられました。これらの企画は、番組ホームページでの視聴者からの募集を基に実現したもので、サプライズの規模は前年を大きく上回りました。

月9ドラマ30周年、嵐の主題歌特集：懐かしさと感動の融合

番組後半では、1987年にスタートし、今年で30周年を迎えたフジテレビの月曜9時枠連続ドラマ（通称：月9）の歴史を振り返る特集が放送されました。数々の名作ドラマの名シーンの数々がダイジェストで紹介され、視聴者の記憶を呼び覚ましました。さらに、嵐のフジテレビドラマ主題歌特集では、嵐の楽曲とドラマ映像が織りなす、特別な時間となりました。

スタジオライブとトーク：アーティストたちの素顔と魅力

番組では、嵐と宝塚歌劇団月組によるスタジオライブも披露されました。限られた出演者によるパフォーマンスとなりましたが、その分、それぞれのアーティストの魅力が凝縮された、見応えのあるステージとなりました。また、トークコーナーでは、ドラマや映画のキャストを招き、和やかな雰囲気の中で、出演者同士の軽妙なやり取りが展開されました。

番組の成功：高視聴率と今後の展望

『2017 FNSうたの春まつり』は、平均視聴率9.3%、瞬間最高視聴率12.7%を記録し、大きな成功を収めました。特に、嵐のフジテレビドラマ主題歌特集は、瞬間最高視聴率を記録するなど、番組全体を盛り上げました。
番組ホームページでは、今後のサプライズ企画の募集も行われていましたが、諸事情により見送られることとなりました。しかし、本番組で培われた企画力や演出力は、今後の音楽番組制作に大きく貢献するものと考えられます。

スタッフ

番組制作には、多くのスタッフが関わりました。構成、音楽監修、美術、技術、広報など、それぞれの分野のプロフェッショナルたちが力を合わせ、最高の番組を作り上げました。

まとめ

『2017 FNSうたの春まつり』は、視聴者参加型企画、豪華アーティスト、感動のサプライズ、そして懐かしいドラマの特集と、バラエティに富んだ内容で、多くの視聴者を魅了しました。高視聴率という結果も、番組のクオリティの高さを証明しています。この番組は、単なる音楽番組を超えた、春の訪れを祝う、記憶に残る特別なイベントとなりました。

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