2017年のJリーグカップ

2017年 Jリーグカップの概要

2017年のJリーグカップは、3月15日に始まり、11月4日に決勝戦を迎えた、第25回の記念すべき大会です。この大会では、セレッソ大阪がついに初優勝を達成しました。

大会名称

大会はヤマザキビスケットの冠スポンサーのもと「2017JリーグYBCルヴァンカップ」という名称で実施されました。

大会レギュレーション

大会の基本的なレギュレーションは、2016年に発表された内容に基づいていますが、二つの重要な変更が盛り込まれました。一つ目は、グループステージからの進出方法の変更です。これまでの各グループ上位チームがノックアウトステージに進む方式から、最上位チームと新設されたプレーオフステージ勝者が進出する形に改められました。二つ目は、出場選手の年齢に関するルールで、決勝戦を除く全試合で「21歳以下の選手を1名以上先発に含める」ことが必須になりました。

出場チーム

今大会には、2017明治安田生命J1リーグから18チームが参加しました。昇格組としては、清水エスパルス（2015大会以来2年ぶり）、セレッソ大阪（2014大会以来3年ぶり）、北海道コンサドーレ札幌（2012大会以来5年ぶり）が目を引きました。

また、鹿島アントラーズ、浦和レッズ、川崎フロンターレの3チームはAFCチャンピオンズリーグ（ACL）グループステージの出場のためグループステージを免除され、ノックアウトステージからの参戦となります。ガンバ大阪に関しては、ACLプレーオフを勝ち抜いたことでグループリーグ免除が決定しました。

グループステージ

グループステージは、14チームを2つのグループAとBに分け、各チームが1回総当たりで対戦しました。全試合は90分で行われ、勝ち点で順位が決定します。このステージを経て、各グループの最上位クラブがノックアウトステージに進出し、2位と3位のチームはプレーオフステージに進む権利を得ます。

プレーオフステージはホーム・アンド・アウェー方式で行われ、合計得点やアウェーゴール数を基に勝者が決まります。最終的にはノックアウトステージに進出した8クラブによって、準々決勝、準決勝、そして決勝が行われました。

ノックアウトステージと決勝

ノックアウトステージに進出したのは、グループステージを勝ち抜いた4クラブと免除された4クラブです。準々決勝は2試合制で行われ、大激戦の末、セレッソ大阪と川崎フロンターレが決勝に進出しました。

決勝は埼玉スタジアム2002で行われ、観衆の注目が集まりました。試合は開始早々にセレッソ大阪が得点し、試合が進むにつれて川崎フロンターレが反撃するものの、セレッソ大阪の堅い守備に阻まれ得点が奪えませんでした。

後半アディショナルタイムにセレッソ大阪が追加点を挙げ、試合は2-0で終了。これにより、セレッソ大阪は悲願のJリーグカップ初優勝を果たしました。一方、川崎フロンターレは無得点での準優勝となり、決勝での連敗が続くこととなりました。

この年のJリーグカップは、選手たちの熱い戦いと観客の心をつかむドラマが詰まった大会となり、特にセレッソ大阪にとっては記念すべき優勝につながりました。

もう一度検索