2017年アジア野球選手権大会

2017年アジア野球選手権大会

アジア野球連盟（BFA）が主催する野球の国際大会、アジア野球選手権の第28回大会です。2015年の前回大会から2年を経て、2017年10月2日から10月8日まで、台湾で開催されました。この大会に日本は社会人代表チームで参加し、前々回大会以来となる19回目の優勝を果たしました。

概要

本大会は、前回大会に続いて台湾での開催となりました。前回の会場が台中市内の2球場だったのに対し、今回は新北市の新荘体育場野球場と台北市の台北市立天母棒球場が使用されました。

大会形式

本大会では、前回大会までの全チーム総当たり戦から大会形式が変更されました。まず、参加8チームをA・Bの2グループに分け、各グループ内で総当たり戦を行う一次ラウンドを実施しました。一次ラウンドの結果に基づき、スーパーラウンドに進出します。

スーパーラウンドは、一次ラウンドの各組1位・2位チームが進出する上位グループと、各組3位・4位チームが進出する下位グループに分かれて行われます。上位グループでは、一次ラウンドで別の組だったチームと対戦し、スーパーラウンドでの勝率によって1位・2位となったチームが決勝戦へ、3位・4位となったチームが最終順位決定戦（3位・4位決定戦）に進出します。下位グループも同様に別の組のチームと対戦しますが、下位グループでの順位がそのまま最終順位（5位から8位）となります。スーパーラウンドでは、一次ラウンドで同組だったチームとの対戦は行われず、一次ラウンドでの対戦結果がそのままスーパーラウンドの成績に持ち越されます。

ただし、大会直前に中国が参加を辞退したため、一次ラウンドB組は日本、香港、パキスタンの3チームによる総当たりとなりました。また、大会初日の監督会議においてフィリピン監督の発案により、一次ラウンドA組3位とB組2位によるプレーオフを実施し、その勝者がスーパーラウンド上位グループへ進出することが決定しました。このプレーオフは、当初休養日だった10月5日に行われ、発案国であるフィリピンが勝利し、上位グループ進出を果たしました。なお、スーパーラウンド上位グループでは、プレーオフ経由で進出したフィリピンは実質的にB組扱いとなり、一次ラウンドでB組だった日本とは対戦しませんでした。一方、下位グループは、上位グループに進めなかった3チーム（香港、パキスタン、スリランカ）によって争われました。

出場国

チャイニーズタイペイ（開催国）
日本
韓国
スリランカ
フィリピン
パキスタン
香港

出場辞退: 中国（大会開幕2日前に辞退）

大会結果

一次ラウンド

A組、B組それぞれで総当たり戦が行われました。B組は中国の辞退により3チームでの実施となりました。一次ラウンド終了後、A組3位とB組2位によるプレーオフが実施されました。

プレーオフ

2017年10月5日、一次ラウンドA組3位とB組2位によって行われました。

スーパーラウンド

2017年10月6日、7日に実施されました。上位グループでは一次ラウンド別の組のチームと対戦し、一次ラウンド同組の成績が反映されました。スーパーラウンドの勝率で最終順位決定戦・決勝への進出チームが決定しました。下位グループでは一次ラウンドも含めた通算勝率によって最終順位（5位～8位）が決定されました。

最終順位決定戦・決勝

2017年10月8日に新荘体育場野球場で行われました。上位グループの3位・4位チームによる最終順位決定戦に続いて、1位・2位チームによる決勝戦が行われました。

最終成績

最終的な順位は以下の通りです。

1. 日本
2. チャイニーズタイペイ
3. 韓国
4. フィリピン
5. パキスタン
6. 香港
7. スリランカ

（中国は辞退のため順位なし）

もう一度検索