2018年のJ2リーグ

2018年シーズンのJ2リーグ概要

2018年に開催されたJ2リーグは、20年目のシーズンとして、タイトルパートナーである明治安田生命と共に「2018明治安田生命J2リーグ」として行われました。この年は冠スポンサーとの4年契約の最終年となりました。

スケジュールと試合方式

2017年12月に大会方式および試合形式が発表され、2018年シーズンは2月25日に開幕し、11月17日に全42節、合計462試合で終了しました。特筆すべきは、2018 FIFAワールドカップのための中断がなく、ヴァンフォーレ甲府とアルビレックス新潟のJリーグYBCルヴァンカップ参加による日程調整が行われる可能性があった点です。

参加クラブ

2018シーズンのJ2リーグには前年同様の22クラブが参加。J1から降格したヴァンフォーレ甲府とアルビレックス新潟、さらには大宮アルディージャがシーズン前半に注目を集めました。特に甲府と新潟はそれぞれ6年、15年ぶりにJ2リーグに復帰し、大宮も3年ぶりに降格の憂き目を見ました。また、栃木SCはJ3リーグから昇格し、このシーズンはJ2初参戦クラブがない年となりました。

監督交代とチーム戦略

監督交代は特に注目され、多くのクラブが新たなヘッドコーチによる指導を受けました。特に、前年J1昇格の猛烈な戦いに注目を浴びた福岡や松本、山口はそれぞれユニークな戦略を展開しました。

レギュレーションの変更

2018年の最大の変更点はJ2からJ1への昇格方式の改訂でした。以前の昇格プレーオフに加え、J1の16位クラブとの参入プレーオフが新たに導入され、J1・J2の入れ替え戦が復活しました。この改正により、リーグ戦の結果が更に重要視されるようになりました。

激戦の上位争い

シーズンの早い段階から、松本や大分、町田などのクラブが上位争いに名を連ねました。特に松本は、開幕から安定した成績を収め、他チームをリードしていました。また、新加入選手たちによってチームの戦術が明確化し、熟成を見せる中、岡山や横浜FCも息を吹き返しました。

最終節を迎える前に、松本は直接対決の結果を受けて抜け出し、町田と大分との間での緊迫した昇格争いが続きました。最終の試合では、松本が引き分けに終わる一方で、大分と町田も厳しい試合に直面しましたが、最終的に松本が勝ち点77で優勝を果たしました。

残留争い

一方、残留を懸けた争いも厳しく、栃木や熊本、讃岐が降格圏に沈む中、京都と愛媛が徐々に持ち直してきました。最終的には、熊本が降格し、讃岐もJ3へと降格する結果となりました。

表彰と記録

得点ランキングや試合結果、観客動員数など、2018年シーズンの記録は特に自身の記録を刻むことができました。特に、松本の低勝点優勝は、J2リーグ史上でも注目に値する結果となりました。

全体として、2018年シーズンのJ2リーグは、激戦と予測困難な展開に満ち、観客を楽しませる多くのエピソードが詰まったシーズンとなったのです。

もう一度検索