2018年のJ3リーグ

2018年シーズンのJ3リーグ

2018年シーズンのJ3リーグは、5回目の開催を迎え、明治安田生命保険相互会社が冠スポンサーとして関与した「2018明治安田生命J3リーグ」の名前で行われました。スケジュールは2017年の12月12日に発表され、開幕は3月9日、閉幕は12月2日の予定で、全体で34節・272試合が行われることになりました。前年に引き続き、参加クラブ数は14に設定され、これにより各節1クラブが試合を行わない状態が続きます。また、2018 FIFAワールドカップによる中断はなく、金曜開催の試合も開幕戦と「シルバーウィーク」の1試合のみとなりました。

2018年には、J3リーグに参加するクラブが変更されました。FC東京U-23、ガンバ大阪U-23、セレッソ大阪U-23のU-23チームが引き続き参加し、合計17チームでのリーグ戦が展開されました。特に注目されたのは、2017年シーズンのJ2リーグで最下位となったザスパクサツ群馬が初めてJ3に降格したことで、これによりJ3創設5年目にして新規入会クラブが1チームもないシーズンとなりました。

チーム名や本拠地名は2018年1月12日付で公開されたものであり、U-23チームには公式な本拠地は存在しませんが、最も多くホームゲームが行われたスタジアムが記載されています。また、クラブライセンスも2017年に承認された情報を基にしています。監督については通常、トップチームのヘッドコーチがそのまま代行しています。

今シーズンから、新たにユニフォームシャツの鎖骨部分にスポンサー広告が掲示できるようになり、興味深い試みが行われました。

リーグの展望としては、前年のチャンピオンである秋田が昇格できなかった中、鹿児島や沼津が優勝争いを繰り広げると予想されていました。しかし、シーズンが始まると、秋田はスタートダッシュに失敗し、その一方で沼津や鳥取、さらには琉球が好成績を収めました。特に琉球は金鍾成の下でポゼッションサッカーを展開し、シーズン中には「3対1で勝つ」戦術を宣言、更に驚異的な攻撃力を見せました。

琉球は第17節で首位に立つと、その後の12試合で朴次元の攻撃力を発揮し、膨大な得点を記録しました。ワンシーズン無敗ですら推進力をもたらしました。最終的には、琉球がJ3の優勝を達成し、これはチームにとって初めてのことでした。また、J2に昇格することも決定し、リーグ最速での昇格を果たしました。

2位争いでは、鹿児島、沼津、群馬、鳥取が競い合い、最終的に鹿児島が自動昇格圏に入ることが決定しました。一方で、鳥取はFWレオナルドの活躍により、前年度最下位からの復活を果たし、沼津も堅守が光りました。群馬は序盤の調子の悪さが最後まで響いてしまいました。

このように、2018年のJ3リーグはさまざまなドラマが展開され、多くのクラブがそれぞれの目標に向かって全力を尽くしたシーズンとなりました。

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