2018年社会民主党党首選挙

2018年社会民主党党首選挙の概要

2018年2月に行われた社会民主党党首選挙は、現職の吉田忠智の任期満了を受けて実施されました。当初、吉田の再選は無投票で確実視されていましたが、選挙前日の1月11日に、吉田が非議員であるがために活動に制約が生じているとして、立候補を辞退すると発表しました。この突然の辞退により、党首選を巡る状況は一変しました。

立候補の受付は予定通り1月12日に行われましたが、その日にいかなる届け出もされなかったため、選挙実施本部は新たな協議を開始しました。その結果、党首選の再告示を1月26日に行い、選挙日程を2週間延期することが決定されました。このような立候補者不在の再告示は、社会党時代を含めて過去3度目の出来事でした。

吉田には又市征治幹事長など現職の議員たちから慰留が続けられましたが、最終的に吉田は関係者と相談した上で、22日の党両院議員総会で正式に立候補辞退を再告知しました。それを受けて、党所属の現職国会議員4名が協議を行い、福島瑞穂副党首、照屋寛徳国会対策委員長、吉川元政策審議会長の3人が又市に対し党首就任を要請しました。これを受けて又市は立候補する意向を表明しました。

再告示の1月26日には、又市だけが立候補届を提出し、その結果無投票での当選が決定しました。党大会が行われた2月25日には、又市が正式に新しい党首として選任され、同日より任期が開始されました。また、幹事長は吉川政策審議会長が兼任することになりました。

選挙の日程

選挙に関連する重要な日程は以下の通りです。

• - 1月12日: 立候補受付開始
• - 1月26日: 再告示
• - 1月27日・28日: 投票（ただし立候補者は又市のみ）
• - 1月29日: 開票
• - 2月24日: 党大会における当選者承認
• - 2月24日: 任期開始

この選挙は、社会民主党にとって重要な転換点となり、又市征治のリーダーシップのもと、新たな方向性を模索する契機となりました。今後の党の動向に注目が集まります。

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