2019 FNS歌謡祭

2019 FNS歌謡祭の概要と特色

2019年12月に生放送された『FNS歌謡祭』は、フジテレビ系列による通算48回目の放送であり、45周年の記念イベントとして位置付けられています。令和初のこの特別番組は、12月4日と12月11日の2夜にわたり放送されました。総合司会には嵐の相葉雅紀とフジテレビの永島優美アナウンサーが就任し、彼らが司会を務めるのは本番組が初めてとなります。

この年は、2015年から続く2DAYS形式が5年連続で採用され、番組内容も年々拡大しています。第1夜は18:30から23:28までの4時間58分、第2夜は19:00から23:28で4時間28分の放送となり、特に第1夜の時間帯は『FNS歌謡祭』史上最長です。視聴者の注目を集める中、各夜とも多くのアーティストが参加し、記憶に残るパフォーマンスが続々と披露されました。

第1夜の見どころ

第1夜では、広瀬香美とLittle Glee Monsterという新しい顔ぶれがトップバッターを務めました。特に広瀬香美は自身のヒット曲をコラボメドレー形式で披露し、他のアーティストとの共同演奏によって多彩なアレンジが展開されました。注目の大トリには、関ジャニ∞が「友よ」を取り上げ、感動的なフィナーレを迎えました。

また、番組の序盤には、嵐が20周年を記念して過去の名場面を振り返るVTR企画もあり、ファンにとって心温まる時間となりました。さらに、特別企画では、鈴木雅之と乃木坂46の白石麻衣が新たに書き下ろされた楽曲「Necessary」を初披露し、視聴者を驚かせました。

第2夜の特色

第2夜のテーマは「アーティストが選ぶ思い出の一曲」で、各アーティストが自ら選んだ楽曲を披露するスタイルでした。この夜のスタートはKing & Prince|King_&_Princeによる嵐の「One Love」のカバーで開幕し、大トリには坂本九の名曲「見上げてごらん夜の星を」となり、多くのアーティストの心に残る瞬間となりました。

この夜も多彩なコラボレーションが行われ、特にジャニーズ事務所のアーティストが多数登場したことが特徴的です。各アーティストの思い出を語るトークセッションや、特別メドレーなど、感動的で思い出深いパフォーマンスが数多く展開されました。

全体の成果

この年の『FNS歌謡祭』は、出演アーティストが94組、披露された楽曲は134曲に上り、コラボレーション数は41に達しました。特に、初出演を果たしたアーティストも19組おり、番組の幅広い魅力を示しました。視聴率も好調で、第一夜は最高で17.6%を記録し、多くの視聴者がこの特別な音楽の祭典を楽しんだことが伺えます。

『FNS歌謡祭』は、毎年多くのアーティストが集まり、素晴らしい音楽とパフォーマンスを提供する貴重な舞台として、今後も多くのファンに支持されることでしょう。

もう一度検索