2019年宮城県議会議員選挙

2019年宮城県議会議員選挙

2019年10月27日に宮城県で投票が行われた県議会議員選挙は、同県の議決機関である宮城県議会を構成する議員を選出するために実施されました。これは現職議員の4年間の任期満了に伴うものでしたが、その日程は一般的な統一地方選挙とは異なりました。

選挙日程が独自となった背景

この選挙が統一地方選挙と同時期に行われなかった背景には、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による甚大な被害（東日本大震災）の影響があります。震災発生により、2011年の宮城県議会議員選挙は第17回統一地方選挙の日程で実施することが困難となり、延期されました。この延期の影響はその後も続き、2015年の選挙と同様に、2019年の選挙も第19回統一地方選挙とは別の日程で実施されることとなったのです。

選挙の基礎情報

選挙は2019年10月18日に告示され、10月27日に投票が実施されました。宮城県議会の議員定数は59名で、県内は23の選挙区に分けられていました。このうち8つの選挙区では立候補者数が定数を上回らず、投票が行われない無投票当選となりました。全選挙区を合わせた立候補者数は79名で、このうち16名が無投票で当選しました。

各党が擁立した候補者数は以下の通りです。

自由民主党：31名
公明党：9名
日本共産党：9名
立憲民主党：8名
国民民主党：1名
社会民主党：1名
無所属：25名

選挙結果の概要

選挙の結果、各党の勢力に変化が見られました。

自由民主党：引き続き宮城県議会における第一会派としての地位を維持しました。
立憲民主党：改選前よりも3議席を増やし、県議会における勢力を拡大しました。
日本共産党：3議席を失い、改選後の議席数は5議席となりました。これは、県政に対する批判票の一部が立憲民主党へと流れたことが影響したとみられています。
* 社会民主党：現職候補者が議席を守り、さらに推薦候補者も当選を果たしたことで、会派の維持に成功しました。

国民民主党や公明党、そして多くの無所属候補者も議席を獲得し、新たな宮城県議会の構成員となりました。

この選挙結果を受けて、今後の宮城県議会では、引き続き最大勢力である自民党が主導権を握りつつも、議席を伸ばした立憲民主党などがどのように県政に影響を与えていくかが注目されました。選挙で選出された議員は、今後の4年間、宮城県の発展と県民福祉の向上のために活動していくことになります。

（当選議員リスト、補欠選挙、脚注、関連事項などの詳細は割愛します。）

もう一度検索