2019年山形県議会議員選挙

2019年山形県議会議員選挙

2019年（平成31年）4月7日、山形県において県議会議員を選ぶための一般選挙が実施されました。これは、県議会議員の4年の任期満了に伴うものであり、同日全国各地で行われた第19回統一地方選挙の一環として位置づけられています。山形県議会議員選挙は、1947年（昭和22年）4月に初回が実施されて以来、途切れることなく統一地方選挙の日程に組み込まれてきました。この2019年の選挙も、その歴史的な流れの中で行われたものです。

この選挙戦は、投票日である2019年4月7日に先立つ3月29日に告示されました。山形県議会の定数43議席に対し、合計54名の候補者が名乗りを上げました。しかし、すべての選挙区で選挙戦が展開されたわけではありません。県内に設定された17の選挙区のうち、9つの選挙区では立候補者数が定数を上回らなかったため、投票が行われることなく当選者が決定（無投票当選）しました。これにより、全候補者のうち17名が無投票での当選となりました。

本選挙に関する主なデータは以下の通りです。

告示日：2019年3月29日
投開票日：2019年4月7日
議席定数：43
選挙区数：17
無投票となった選挙区数：9
立候補者総数：54名
無投票当選者数：17名

定数43に対し54名が立候補したことから、全体の競争率は約1.26倍となりましたが、無投票区が半数以上に及んだことで、有権者が選択肢を持って投票できた選挙区は限られました。

立候補者の党派別の内訳は以下のようになっていました。

自由民主党：31名
公明党：1名
日本共産党：4名
立憲民主党：2名
国民民主党：1名
社会民主党：1名
無所属：14名

この内訳を見ると、自由民主党が圧倒的に多くの候補者を擁立しており、無所属の候補者も比較的多くを占めていたことがわかります。これらの候補者の中から、有権者の審判によって、あるいは無投票によって、新たな県議会議員が選出されました。

2019年の山形県議会議員選挙は、統一地方選挙という全国的な枠組みの中で実施され、山形県の今後の政治を担う議会の顔ぶれを一新する重要な機会でした。多くの選挙区で無投票当選となった一方、一部の選挙区では選挙戦が繰り広げられました。この選挙の結果、今後4年間の山形県議会の勢力図が確定し、県政の様々な課題に取り組むための体制が整えられました。

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