2019年愛知県議会議員選挙

2019年愛知県議会議員選挙

2019年4月7日、愛知県議会議員の改選を目的とする一般選挙が執行されました。これは、県議会議員の4年間の任期満了に伴い実施されたもので、同日全国各地で行われた第19回統一地方選挙の一環として位置づけられています。

この選挙では、選挙区の数（55選挙区）および議員の定数（102議席）は、前回の選挙から変更はありませんでした。定数102議席に対し、候補者は138名が立候補しました。

しかし、選挙が行われた全55選挙区のうち、26選挙区では立候補者数が定数内に留まったため、投票が行われることなく候補者が自動的に当選する「無投票当選」となりました。この結果、41名が無投票で当選しました。無投票となった選挙区数、および無投票で当選した議員数のいずれも、この選挙では過去最多を記録しました。

一方、投票が行われた選挙区における投票率は37.01パーセントに留まりました。これは、2015年の前回選挙の投票率（38.50パーセント）を1.49ポイント下回る結果となりました。これにより、愛知県議会議員選挙の投票率は、4回連続で過去最低を更新する形となりました。

この選挙の基礎データは以下の通りです。

選挙事由: 任期満了
告示日: 2019年3月29日
投票日: 2019年4月7日
議員定数: 102人
選挙区: 55選挙区（うち26選挙区で無投票）
候補者数: 156人（立候補者138名、無投票当選41名を含む総数と考えられます。inputでは候補者数156人、無投票当選41人と記載されていますが、立候補者数138人との整合性は明確ではありません。ここではinputに沿って記載します。）

選挙の結果、定数102名の当選者が確定しました。当選者の中には、新たに議席を得た者や、一度議席を離れた後に再び返り咲いた者がいました。input情報によると、初当選者は17名、返り咲き・復帰者は1名でした。

初当選者17名の所属政党別の内訳は、自由民主党が8名、国民民主党が1名、立憲民主党が1名、公明党が2名、減税日本が1名、無所属が4名でした。また、返り咲き・復帰した1名は自由民主党からの当選でした。

以下に、初当選者および返り咲き・復帰者の詳細を記載します。

初当選者 (計17名)

自由民主党 (8名)
杉浦正和（豊橋市）
中村竜彦（豊橋市）
佐藤英俊（一宮市）
平松利英（一宮市）
神谷和利（豊田市）
杉江繁樹（常滑市）
村瀬正臣（江南市）
日高章（大府市）
国民民主党 (1名)
福田喜夫（日進市及び愛知郡）
立憲民主党 (1名)
松本守（名古屋市緑区）
公明党 (2名)
荻原宏悦（豊橋市）
加藤貴志（豊田市）
減税日本 (1名)
島袋朝太郎（名古屋市西区）
無所属 (4名)
神谷昌宏（刈谷市）
桜井秀樹（豊田市）
朝日将貴（弥富市）
小木曽史人（あま市及び海部郡）

返り咲き・復帰 (計1名)

自由民主党 (1名)
* 野中泰志（豊川市）

この2019年愛知県議会議員選挙は、多くの選挙区で無投票となり、過去最多の無投票当選者を出す一方で、投票率は過去最低を更新するという、有権者の政治参加という観点から見て二つの側面で特徴的な結果を示した選挙でした。

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