2019年高知県議会議員選挙

2019年高知県議会議員選挙

選挙の概要

2019年高知県議会議員選挙は、2019年（平成31年）4月7日に投票および開票が実施された、高知県議会を構成する議員を選出するための一般選挙です。この選挙は、2015年に行われた前回選挙で選出された議員たちの4年間の任期が満了することに伴い実施されました。全国で同日に行われた統一地方選挙の一環として位置づけられており、高知県議会議員選挙は1947年（昭和22年）4月に初めて実施されて以来、一貫して統一地方選挙の日程で行われています。

選挙の基礎情報

本選挙は、議員の任期満了を選挙事由として実施されました。

告示日：2019年3月29日
投票日：2019年4月7日
改選議席数（定数）：37名
選挙区数：17選挙区
立候補者数：51名

全17選挙区のうち、5つの選挙区では立候補者数が定数を超えなかったため、投票が行われず、候補者がそのまま当選する「無投票当選」となりました。これにより、合計7名の候補者が無投票で当選しました。

各党の対応と候補者数

選挙戦に臨んだ各政党および無所属候補の数は以下の通りです。

自由民主党：21名
公明党：3名
日本共産党：6名
立憲民主党：2名
国民民主党：1名
無所属：18名

これらの合計51名の候補者が、37の改選議席を争いました。

選挙結果の詳細

投開票の結果、各党の勢力は以下の通りとなりました。

自由民主党: 県議会における最大会派である自由民主党は、立候補した21名のうち19名が当選を果たしました。これにより、現職候補2名が落選したものの、議会内で単独過半数の議席を維持することに成功し、引き続き主導的な立場を保ちました。

公明党: 公明党は、擁立した候補者全員が当選を果たし、選挙前の勢力を維持しました。これにより、議会内での安定した存在感を示しました。

日本共産党: 日本共産党は、特に2人区である南国市選挙区で議席を獲得するなど、票を伸ばしました。その結果、改選前から1議席を増やし、合計で5議席を獲得する形となりました。

立憲民主党: 国政における野党第一党である立憲民主党は、高知市選挙区において候補者を擁立し、県議会において初めての議席を獲得しました。これは、県議会における新たな勢力の登場を意味しました。

国民民主党: 国民民主党は、この選挙において現職候補者が議席を失うという厳しい結果に直面しました。これにより、県議会における議席を一時的に失うこととなりました。

* 無所属: 無所属候補は多数が立候補しましたが、具体的な当選者数は情報にないため詳細な議席数を示すことはできません。しかし、地域に根差した活動を行う無所属議員も議会の一員として選ばれました。

この選挙を通じて、高知県議会は新たな顔ぶれとなり、今後4年間の県政の運営、条例の制定や改正、予算の審議といった重要な役割を担う議員が選出されました。各候補者は、少子高齢化、産業振興、防災対策など、高知県が抱える課題に対する自身の考えや政策を県民に訴えかけました。

関連情報

本選挙と同一日程で、全国各地で様々な地方選挙（都道府県議会議員選挙、政令指定都市議会議員選挙など）が統一地方選挙として実施されました。高知県においては、この県議会議員選挙と同じタイミングで他の主要な選挙は行われませんでしたが、同年には高知県知事選挙も実施されています。選挙後の議員の動向や、補欠選挙の実施、特定の政党や議員に関する詳細情報については、高知県選挙管理委員会をはじめとする関係機関の発表や資料を参照することが可能です。

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