2020 AFCフットサル選手権

2020 AFCフットサル選手権の経緯と開催中止

2020 AFCフットサル選手権は、アジアサッカー連盟（AFC）が主催する16回目のフットサル選手権で、2020年12月2日から13日までクウェートでの開催が予定されていました。しかし、この大会は新型コロナウイルスの影響により数度にわたって延期され、最終的には中止となりました。

大会の日程変更の経過

最初の開催予定日は2020年2月26日から3月8日までトルクメニスタンで行われることが決定されていましたが、COVID-19の影響で2020年3月に大会の延期が発表されました。その後、日程は2020年8月5日から16日に変更されました。しかし、世界的な感染状況の悪化から2020年7月にさらに延期され、2020年11月4日から15日の日程が新たに組まれました。最終的に2020年9月10日には開催地をクウェートに変更し、12月2日から13日の開催が発表されました。

それにもかかわらず、クウェートにおける新型コロナウイルス感染者の急増を受けて、2020年10月15日に大会は2021年に再延期されることが決定しました。新しい日程は2021年3月23日から4月3日までの予定でしたが、2021年1月25日にAFCより大会の中止が正式に発表され、最終的には2022年にクウェートでの開催が予定されることとなりました。

FIFAフットサルワールドカップへの影響

2020 AFCフットサル選手権は、2021年9月にリトアニアで開催される2021 FIFAフットサルワールドカップのアジア予選も兼ねていました。この大会からは上位5カ国にワールドカップの出場権が与えられる予定でした。しかし、選手権の中止により、ワールドカップへの出場チームは新たに決定されることになりました。

出場チームは以下の方法で選定されました。まず、前回の大会（2018年）の上位5チームおよび直近3大会の成績に基づくポイントで上位5チームを選出。この基準により、イラン、日本、ウズベキスタンの3カ国がワールドカップ出場権を獲得しました。

さらに、一方の基準のみで選ばれたチーム、イラク、レバノン、タイ、ベトナムはプレーオフを行い、その結果としてタイとベトナムがワールドカップ出場権を手にしました。ただし、これらの試合はホールファカン・フットサルクラブホール（アラブ首長国連邦・シャールジャ）で行われましたが、アウェーゴールルールが適用されることになっています。

結論

2020 AFCフットサル選手権は、数度の延期と最終的な中止によって、フィールド上での多くの競技が影響を受けました。特に、ワールドカップ出場権をかけた争いにおいては、AFCの検討による新たな選考基準が設けられたことで、各国チームの準備や戦略に変化をもたらしました。この先、2022年の開催が待たれる中、フットサル界の動向にも引き続き注目が集まります。

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