2020年東京オリンピックのホッケー競技

2020年東京オリンピック ホッケー競技

2020年東京オリンピックのホッケー競技は、新型コロナウイルス感染症の影響で1年延期され、2021年7月24日から8月6日まで、大井ホッケー競技場を舞台に熱戦が繰り広げられました。国際ホッケー連盟（FIH）の管轄の下、男女それぞれ12チーム、計24チームが参加し、オリンピックのホッケー競技の頂点を目指しました。

出場国と選考方法

各大陸予選とオリンピック予選を通じて、出場国が決定されました。開催国である日本は、男子が1968年大会以来、女子が5大会連続の出場権を自動的に獲得しました。アジア予選では、日本が男女ともに優勝したため、オリンピック予選からの出場枠が増加するという特例が適用されています。

オリンピック予選には、FIHプロリーグとFIHホッケーシリーズの成績上位チーム、そしてFIHランキング上位チームが出場。ランキング上位チームが、下位チームをホームに迎えて2連戦を行い、合計得点で出場権を争うという方式が採用されました。

男子競技

男子のオリンピック予選には、FIHプロリーグ上位4チーム、FIHホッケーシリーズ各大会の上位2チーム、そしてFIHランキング上位チームが出場しました。出場権獲得済みのチームがあった場合は、FIHランキング上位チームが繰り上げで出場権を得ました。

決勝トーナメント

大会前のFIHランキングで1位と2位を占めていたオーストラリアとベルギーが順当に勝ち進み、決勝で激突。ベルギーがペナルティシュートアウトの末に勝利し、オリンピックホッケー競技で初の金メダルを獲得しました。

女子競技

女子のオリンピック予選も男子と同様の方式で、FIHプロリーグ上位4チーム、FIHホッケーシリーズ各大会の上位2チーム、そしてFIHランキング上位チームが出場権を争いました。

決勝トーナメント

前回大会で銀メダルを獲得したオランダは、その後の国際大会を席巻し、FIHランキング1位として今大会に臨みました。下馬評通りの強さを見せ、グループステージを全勝で通過。準決勝で前回決勝で敗れたイギリスにリベンジを果たし、決勝ではアルゼンチンを下して、4度目の金メダルに輝きました。オランダは1996年アトランタ大会以来、7大会連続のメダル獲得という偉業を達成しました。

競技結果

国・地域別のメダル獲得数

2020年東京オリンピックのホッケー競技は、ベルギーとオランダという強豪国がそれぞれ金メダルを獲得し、記憶に残る大会となりました。

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