2020年東京オリンピックの射撃競技

2020年東京オリンピック 射撃競技

2020年東京オリンピックの射撃競技は、2021年7月24日から8月2日にかけて、陸上自衛隊朝霞訓練場内の特設射撃場で開催されました。世界のトップアスリートたちが集い、精度の高い射撃技術を競い合いました。

競技種目

国際射撃連盟（ISSF）の提案に基づき、IOC理事会で以下の15種目が実施されました。前回大会から男子個人種目が削減され、新たに混合団体種目が導入されたのが特徴です。

ライフル

男女個人50mライフル3姿勢
男女個人10mエアライフル
混合団体10mエアライフル

ピストル

男子個人25mラピッドファイアピストル
女子個人25mピストル
男女個人10mエアピストル
混合団体10mエアピストル

クレー射撃

男女個人トラップ
混合団体トラップ
男女個人スキート

出場選手

個人種目では、2018年ISSF世界射撃選手権やワールドカップなどの国際大会を通じて、各国に出場枠が与えられました。開催国枠や世界ランキングによる出場枠、招待枠なども設けられ、総勢348名の選手が出場権を獲得しました。

日本からは、ライフルとピストルで男女それぞれ4名、クレー射撃では中山由起枝選手がアジア選手権で出場枠を獲得。大山重隆選手、石原奈央子選手、井川寛之選手も開催国枠で出場しました。

競技日程

(競技日程の詳細は省略)

大会形式

前回大会から採用された大会形式が継続されました。予選の得点は決勝に持ち越されず、金メダルは上位2名による一騎打ちで決定されます。

ライフル・ピストル

予選では、個人種目は60発（50mライフル3姿勢は120発）を撃ち、上位8名（男子25mラピッドファイアピストルは6名）が決勝に進出します。混合団体は2段階の予選を経て、上位2チームが決勝、3位と4位のチームが3位決定戦に進みます。

決勝では、10mエアライフルと10mエアピストルで10.9点満点が記録されます。個人種目では、一定の射撃数ごとに最下位の選手が脱落していく方式で順位が決定されます。混合団体では、2発の合計得点でポイントを獲得し、先に16ポイントに達したチームが勝利します。

25mラピッドファイアピストルと25mピストルでは、速射による命中精度が競われます。50mライフル3姿勢では、膝射、伏射、立射の3つの姿勢で射撃を行い、総合的な技術が試されます。

クレー射撃

予選では、個人種目は125点満点、混合団体は150点満点で競い、上位チームが決勝に進出します。

決勝では、個人トラップ種目で一定数のクレーを撃ち終えるごとに最下位の選手が脱落していく方式で順位が決定されます。個人スキート種目でも同様の方式が採用されます。混合団体トラップでは、2人で50点の満点で争われます。

参加国

356名がエントリーしましたが、イギリスの1選手が新型コロナウィルス検査で陽性となり棄権したため、競技には355名が参加しました。

競技結果

(競技結果の詳細は省略)

国・地域別のメダル獲得数

(国・地域別のメダル獲得数の詳細は省略)

備考

男子50メートルライフル3姿勢決勝で、ウクライナのセルジー・クリシュ選手が誤って別の選手の的に当てるという珍事がありました。

外部リンク

射撃 競技紹介 - 東京2020オリンピック競技大会
射撃 スケジュール＆結果 - 東京2020オリンピック競技大会
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