2021-22 アトレティコ・マドリード

2021-22 シーズンのアトレティコ・マドリード

アトレティコ・マドリードは、2021-22シーズンにおいて115シーズン目を迎えました。このシーズンでは、様々な動きが見られ、特に移籍市場での選手獲得が注目されました。夏の移籍市場において、ウディネーゼからロドリゴ・デ・パウルを3500万ユーロ、ヘルタ・ベルリンからマテウス・クーニャを3000万ユーロで補強しました。これにより、新しい戦力がチームに加わりました。

前半戦の出だし

シーズンの初戦は8月15日のラ・リーガ開幕節で、セルタ・デ・ビーゴと対戦しました。試合は接戦となり、マリオ・エルモソの退場など一悶着ありながら、アンヘル・コレアの2ゴールで2-1の勝利を収め、勝ち点3を獲得しました。その後、UEFAチャンピオンズリーグのグループステージ組み合わせが行われ、アトレティコはリヴァプールFC、ACミラン、FCポルトと同組になりました。初のチャンピオンズリーグは9月15日のFCポルト戦で、膠着する展開の末、0-0の引き分けに終わりました。

グループリーグ第2節では、ACミランとの試合で、後半94分に得たペナルティキックをルイス・スアレスが決め、逆転勝利を収めました。しかし、10月からは苦境に立たされることが多く、FCバルセロナに勝利したものの、その後はレアル・ソシエダやディフェンディングチャンピオンのリヴァプールに敗れ、チャンピオンズリーグでも3連敗を喫しました。

12月に入ると、リーグ戦においては回復の兆しが見えたものの、チャンピオンズリーグではグループステージで最下位に転落しました。特に、12月4日のRCDマヨルカ戦で久保建英に決勝点を許し、12月7日のFCポルト戦では、厳しい勝敗条件下で勝利を収め、決勝トーナメント進出を決めました。

後半戦の挑戦

2022年1月2日、アトレティコはラージョ・バジェカーノを2-0で下し、新年のスタートを切りました。しかし、冬の移籍市場ではキーラン・トリッピアーがニューカッスルに移籍し、ダニエル・ヴァスなどを獲得しました。シーズン後半は波乱の展開が続き、特にFCバルセロナとの試合で敗れたことにより、リーグ5位に転落しました。

その後はジョアン・フェリックスの活躍もあり、リーグ戦では6連勝を達成しましたが、国際タイトルを狙うチャンピオンズリーグではマンチェスター・ユナイテッドとのベスト16を突破するものの、マンチェスター・シティとの準々決勝では敗退しました。

シーズンのまとめ

リーグ戦では、最終的にシーズンを3位で終え、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得しました。シーズン最多得点はルイス・スアレスが挙げた13得点でしたが、第37節のセビージャFC戦をもって退団し、アトレティコ・マドリードの歴史に一区切りをつける結果となりました。

この2021-22シーズンは多くの起伏と試練があったものの、アトレティコ・マドリードはその中で一定の成功を収めたシーズンでした。

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