2023年のJ2リーグ

2023年度 J2リーグ概要

2023年はJ2リーグがスタートしてから25年目にあたるシーズンです。特筆すべき点として、タイトルパートナーである明治安田生命保険相互会社との契約が更新され、2023シーズンより「2023明治安田生命J2リーグ」の名で行われることが決まりました。このシーズンは、2024年度に向けてJ1、J2、J3のクラブ数を20に調整する過渡期となり、特に昇格と降格のルールが関わってきます。

シーズンスケジュール

2022年12月20日に発表された大会方式に基づき、シーズンは2023年2月18日に開幕し、11月12日まで続く予定です。試合はホーム・アンド・アウェー方式で全42節、合計462試合が行われることになっています。J1昇格プレーオフは、準決勝が11月25日・26日に行われ、決勝は12月2日に予定されています。

参戦クラブ

今シーズンのJ2クラブは前年と同じく22チームです。注目のチームには、2022年のJ1リーグで17位だった清水エスパルスと18位のジュビロ磐田が迎え入れられます。清水は7年ぶり、磐田は2年ぶりにJ2に降格し、さらに2022年J3リーグで好成績を収めたいわきFCと藤枝MYFCも初めてJ2に参加します。

競技の展開

開幕前から注目されていた清水と磐田ですが、シーズンが始まると特に町田がその実力を発揮しました。今年、新たに元青森山田監督の黒田剛を迎え対策を練り、さらにはJリーグでの経験が豊富な外国籍選手を加えるなどして、序盤からの快進撃を実現します。町田は第4節で首位に立ち、そのままの勢いで快走、最終的には第39節で熊本に勝利を挙げ、クラブ史上初のJ1昇格を確定させました。そして第40節では清水の敗北により、町田がJ2優勝を果たしました。

清水、磐田、東京Vの3チームが自動昇格の2位を争う一方で、3位から6位には昇格プレーオフ進出を賭けた熾烈な戦いが繰り広げられました。第31節が終了した時点では、様々なチームが5位以内にひしめく混戦状態となっていました。

また、終盤にかけて千葉が後半戦で見事な7連勝を記録し、プレーオフ進出を早々に決めました。2023年のJ2リーグでは、最終節に入ると自動昇格を目指す3チームがアウェーでの試合に臨み、磐田と東京Vの勝利により清水が圏外に追い出される結果になりました。

降格争い

残留争いも注目の展開でした。特に金沢は序盤の好調を維持できず、最終的には下位圏に沈んでしまいました。一方、大宮はシーズン初頭から低迷し監督交代を余儀なくされるも、しぶとい試合運びで最下位は免れたものの、降格圏内の21位でシーズンを終えました。そのため、大宮はJ3降格が確定しました。

シーズン終了後、清水エスパルスやジュビロ磐田は厳しい競争を経て、J1昇格へと道を進む一方、降格した大宮や金沢は新たな挑戦に備えることになります。2023年のJ2リーグは、激しい競争と数々のドラマが織り交ざったシーズンとなりました。

結果および表彰

シーズンの結果は、リーグ順位表、および各クラブの戦績によって明らかになりました。また、得点ランキングや月間MVPなどの表彰も行われ、選手たちの活躍が称えられました。詳細なデータはJリーグ公式サイトで確認できます。

最後に

2023年のJ2リーグでは、選手や監督、スタッフすべてが一丸となって戦ったシーズンであり、多くの感動と興奮をもたらしました。来る2024シーズンには、さらなる進化が期待されています。

もう一度検索