2023年のJ3リーグ

2023年シーズンのJ3リーグ

2023年はJ3リーグにとって特別な年であり、10周年を迎えるシーズンです。昨年12月に明治安田生命保険相互会社とタイトルパートナー契約を更新し、2026シーズンまでの名称が「2023明治安田生命J3リーグ」に決定しました。加えて、J3リーグのロゴも刷新され、J1やJ2と同様のデザインに変更されました。新たなロゴカラーは、「海の青」をテーマにしたもので、選手たちが新たなスタートを切る意味を持っています。

2023年シーズンは、J1とJ2のクラブ数を2024年シーズンから20クラブに揃えるビジョンの下、その過渡期となります。そのため、昇降格のルールが改訂される予定ですが、J3の昇格条件は従来通り、上位2クラブがJ2に自動昇格する形で行われます。

さらに、Jリーグは2023年シーズンにおいて60クラブの上限に達したため、JFLとの入れ替え制度が導入されることが発表されました。この制度により、JFLでライセンスを持つクラブが1位となった場合、J3の最下位クラブとの自動入れ替えが決定します。また2位のクラブは、J3の下位クラブとの入れ替え戦を行うことになります。このため、JFLのクラブによっては最大で2チームがJ3から降格する可能性があります。

スケジュールと試合方式

大会方式と試合のスケジュールは2022年12月に発表され、38節、合計380試合が予定されています。特にJ3とJFLの入れ替え戦が行われる場合は、ホーム・アンド・アウェーの形式で、JFLクラブのホームスタジアムでの第1戦が12月9日、J3クラブのスタジアムでの第2戦が12月16日に行われる予定です。

参加クラブ

2023年のJ3リーグには新たに2つのクラブが加わり、総勢20チームでの戦いが繰り広げられます。具体的には、2022年のJFLで優勝した奈良クラブと2位のFC大阪が初めてJ3に参加します。その一方で、2022年の[[J2リーグ]]で21位に終わったFC琉球と22位のいわてグルージャ盛岡は、約5年ぶりおよび2年ぶりにJ3に復帰します。

監督に関しては、特記がない限り、トップチームのヘッドコーチが監督代行を務めており、各チームの指導力が重要な要因となるでしょう。

リーグの結果

シーズンの結果は多くのファンの関心を集めました。JFLの優勝コンビ、奈良とFC大阪が新たな挑戦をし、首位争いを繰り広げたほか、愛媛、鹿児島といったクラブも昇格争いに名を連ねました。愛媛は特に好調な成績を収め、2021年以来のJ2昇格を達成しました。鹿児島も監督交代を経て2位になり、J2昇格を果たしました。一方、JFL降格争いでは、宮崎と北九州が苦境を強いられましたが、どちらも最終的にはJ3残留が決まりました。

2023年シーズンは、新たなチャレンジやプレーのスタイルの変化が期待される中、J3リーグがどのような展開になるのか、多くのサッカーファンが注目しています。

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