2024年パリオリンピックのテニス競技

2024年パリオリンピック テニス競技概要

2024年夏季オリンピックのテニス競技は、2024年7月27日から8月4日まで、フランス・パリのスタッド・ローラン・ギャロスで行われました。国際テニス連盟（ITF）の管轄のもと、屋外のレッドクレーコートで開催されたこの大会は、オリンピックのテニス競技がクレーコートで行われるのは、1992年のバルセロナ大会以来となります。

実施種目

今回のオリンピックテニス競技では、以下の5種目が行われました。

• - 男子シングルス
• - 女子シングルス
• - 男子ダブルス
• - 女子ダブルス
• - 混合ダブルス

シングルスは各64選手が、ダブルスは各32ペアが、混合ダブルスには16ペアが参加予定です。

試合形式

テニスの試合はシングルス、ダブルス共にベスト・オブ3のタイブレーク・セット形式で進められます。ただし、ダブルスでは第3セットが10ポイント制のマッチ・タイブレークとなる点が特徴です。

参加国・選手数

シングルスとダブルスを合わせて、合計172名の選手が出場しました。選手は、2021年から2024年の間にデビスカップまたはビリー・ジーン・キング・カップで代表歴を3回以上持つ必要があります。

シングルスでは、2024年6月10日時点でのATP及びWTAランキングの上位56選手が出場し、ただし各国ごとに男女とも最大4名までと制限されています。残りの8名は各大陸の予選から選ばれる選手と、過去のオリンピック金メダリストやグランドスラム優勝者からも選考されます。これらの選手は、ランキング400位以内であることが条件です。

ダブルスに関しては、選手のダブルスまたは複合ランキングに基づき、各国から2組まで出場でき、全体で男女合計6名までの制限があります。混合ダブルスはシングルスまたはダブルス出場選手が対象となり、複合ランキングで選ばれます。

日程

テニス競技は2024年7月27日から8月4日までの間に行われました。

競技結果

男子シングルスでは、ノバク・ジョコビッチが優勝し、オリンピックとグランドスラム全てでの勝利を達成した「キャリア・ゴールデン・スラム」を達成しました。また女子シングルスでは、鄭欽文が中国初のオリンピック金メダリストとなりました。更に、昨年の大会で連覇を果たしたアンディ・マレーは、ダブルス出場をもって現役を引退することを発表しました。

参考リンク

• - 公式ウェブページ - 国際テニス連盟（英語）
• - テニス | パリ2024オリンピック - 国際オリンピック委員会（日本語）

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