2030年国際博覧会

2030年リヤド国際博覧会の概要

2023年11月28日に行われた第173回BIE（国際博覧会事務局）総会において、2030年にサウジアラビアのリヤドで開催される国際博覧会の開催地が正式に決定されました。この国際博覧会は「登録博」に分類され、総合的なテーマを持つ大規模なイベントとして期待されています。開催期間は、2030年10月1日から2031年3月31日までの約半年間を予定しており、世界中から多くの来場者が集まることが見込まれています。

選出過程

開催地の選定は非常に厳格なプロセスを経て行われました。リヤドは、候補地として他の都市と競い合い、投票総数の2/3以上の支持を集める必要がありました。リヤドは119票を獲得し、晴れて開催権を手に入れました。一方、釜山広域市は29票、ローマは17票を獲得。モスクワとオデッサは、ウクライナ紛争に起因して立候補を取り下げることとなりました。

テーマ

今回の国際博覧会のテーマは「The Era of Change: Together for a Foresighted Tomorrow（変化の時代　共に先見性のある明日へ）」で、未来に向けた変革や創造性、協力の重要性を強調しています。このテーマは、各国が協力し合い、持続可能な発展への道を歩むことを奨励しています。リヤド国際博覧会は、各都市が持つ独自の視点や技術をシェアし、未来の社会を築くために必要なアイディアを探求する場になるでしょう。

中東での開催

中東での国際博覧会開催は、2021年にドバイ国際博覧会が行われた後、2度目の試みとなります。この地域における博覧会は、国際的な交流の促進や経済発展、新たなビジネスチャンスの創出に寄与することが期待されています。また、リヤドでの開催は、サウジアラビアが国際的な舞台において新しいイメージを打ち出す絶好の機会です。

まとめ

2030年リヤド国際博覧会は、多様な文化や技術を披露する重要なイベントとして、多くの国々が集まることを楽しみにしています。リヤドが提供する新しい視点と未来へのビジョンが、来場者にとって刺激的な体験となることを目指しています。国際協力の象徴として、変化の時代を迎えるのにふさわしい場所となるでしょう。この博覧会を通じて、参加者たちは未来志向のアイデアを発信し、共に新しい可能性を切り拓いていくことが期待されています。

もう一度検索