21丁目駅

21丁目駅の概要

21丁目駅（英: 21st Street）は、ニューヨーク市のクイーンズ区ロングアイランド・シティに所在する、INDクロスタウン線の駅です。この駅は21丁目‐ヴァン・アルスト駅（21st Street–Van Alst）とも呼ばれ、多くの利用者にとって便利な交通効率を提供しています。終日G系統の列車が停まるため、地域の住民や訪問客にとって欠かせない交通手段となっています。

駅の歴史と由来

21丁目駅は1933年8月19日に開業しました。この駅は、ナッソー・アベニュー駅までのINDクロスタウン線の最初の区間にあたります。駅名の「ヴァン・アルスト」は、21丁目の旧名であるヴァン・アルスト・アベニューに由来しています。なお、ヴァン・アルスト家は1652年にニューアムステルダムに入植した歴史ある家系であり、彼らが住んでいた地域に墓所があったことも知られています。今でも克スタウン線沿いにはその名が残っており、アストリア方面にも同名の公園が存在します。

駅の構造とデザイン

21丁目駅は、島式ホームを持つ1面2線の構造です。特徴的なデザインとして、ホームが緩やかにカーブし、上に広がるジャクソン・アベニューに沿っています。駅の壁面には、黒で縁取られたハンターグリーンの帯があり、そこには「21」と大胆に書かれた黒いタイルが施されています。さらに、ホームには濃淡のハンターグリーンで塗装された柱が立ち、駅名標は標準的な黒地に白文字でデザインされています。ホームの南端には、ニューヨーク市交通警察の詰所も設置されています。

施設の状態

他のクロスタウン線の駅同様、21丁目駅も地下水の影響を受けており、タイルの壁に傷みが目立っています。特に南行線側の状態は悪化が進んでおり、修繕の計画は現時点では立てられていないようです。また、駅の北側には渡り線が存在し、コート・スクエア駅行きの列車がどちらの線路にも入線できる構造となっています。このため、駅北端には経路選択盤も設けられています。

出入口とアクセス

21丁目駅は、ホームの上に全長にわたるメザニンを持っていますが、利用可能なのは北半分のみです。ホームとは2本の階段で結ばれており、南側半分にはホームとの間に3本の階段がありますが、こちらは資機材置き場とMTAの職員オフィスとして使われています。北側のメザニンからアクセスできる改札口には、自動改札機とトークン・ブースがあり、利用者は21丁目/ジャクソン・アベニュー/47番街の交差点に通じる3本の階段を利用できます。

このように、21丁目駅は地下鉄ネットワークの中で重要なハブとなっており、交通の便を提供し続けています。

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