3・3が9イズ

3・3が9イズ（さざんがクイズ）

『3・3が9イズ』は、1970年6月7日から1971年9月26日まで、TBS系列で毎週日曜18時30分から19時まで放送されていた、朝日放送制作のクイズ番組です。タイガー魔法瓶（現タイガー魔法瓶）がスポンサーを務め、「タイガーショー」という冠が付いていました。

番組概要

この番組は、アメリカの人気クイズ番組『ハリウッド・スクエア』をモデルにしています。一般参加者が紅白2チームに分かれ、9人の芸能人解答者の中から一人を選び、その解答者の答えが本当か嘘かを判断する形式でした。

参加者は、三目並べのように自分の色で縦・横・斜めに3つ並べることを目指し、陣取り合戦を繰り広げました。司会は若山弦蔵が担当しましたが、彼は声のみの出演で、実際に進行役を務めたのは別の女性でした。

『ハリウッド・スクエア』をモチーフにしたクイズ番組は、この番組の後も世界中で制作され、日本でも1979年から1981年にかけて、日本テレビで『うそつきクイズ』、『クイズ スクエア』、『逆転クイズ スーパービンゴ』が放送されました。

出演者

司会
若山弦蔵：声のみの出演が基本でしたが、最終回では顔を見せました。

進行
前期：松任谷国子
後期：末広真季子

解答者
レギュラー：
野末陳平：「テレビだからウソは言えない！」が口癖でした。
丹下キヨ子
中村晃子
森乃福郎
その他多数の解答者がいました

賞金

賞金は勝ち抜くごとに以下の金額が上がっていきました。

10,000円
20,000円
40,000円
80,000円
160,000円
320,000円
640,000円
* 1,280,000円

9人勝ち抜き以降は賞金が増えず、カラーテレビや海外旅行などの賞品が贈呈されました。また、3枚ストレートで1列を完成させて勝ち抜いた場合には、「パーフェクト賞」が追加で贈られました。

この番組は、参加者が芸能人の回答を吟味し、戦略的に三目並べを進めるというユニークな形式で、当時の視聴者に楽しまれました。また、若山弦蔵の声だけの出演というスタイルも特徴的でした。その後のクイズ番組にも影響を与えた番組と言えるでしょう。

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