3年目の浮気

『3年目の浮気』について

『3年目の浮気』（さんねんめのうわき）は、1982年にリリースされたヒロシ&キーボーのデビュー曲です。この楽曲は、オリコンで3週連続1位を記録し、驚異の73万6000枚を売り上げる大ヒットを達成しました。さらに、TBSの音楽番組『ザ・ベストテン』では、1982年11月25日に初登場した際、8位にランクインし、最高順位は2位まで上昇しました。この記録は、1983年2月3日まで11週連続で続き、同番組の1982年度年間ランキングでは45位、1983年度には64位に位置づけられています。最終的な累計売上はなんと130万枚に達しました。

この楽曲の成功にもかかわらず、ヒロシ&キーボーはNHKの『紅白歌合戦』には出演したことがなく、主な理由として歌詞の内容が挙げられています。彼らはフジテレビの『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』出演時に、その理由を明かしています。ヒットから約25年後の2008年になって、ようやくNHKの歌番組でこの曲を披露する機会が訪れました。

曲の内容

『3年目の浮気』は男女のデュエット形式で、浮気をした男性とその男性を責める女性のやり取りをコミカルに描写しています。この曲の特徴は、最初は自信満々な男性が女性と言い争った後、急に自身を失い、逆に女性の方が強気になる点です。こうした対話の流れが、シンプルながらもリズミカルで耳に残ります。

曲の収録情報

• - A面: 3年目の浮気 – (3分34秒)
• - B面: 愛し合うなら…今 – (3分26秒)

この二つの曲は、作詞・作曲を佐々木勉、編曲を櫻庭伸幸が担当しています。

競作・カバー

この楽曲は多くのアーティストによって競作・カバーが行われています。例えば、同じ1982年に三浦弘とハニー・シックスが「三年目の浮気」としてビクターからリリースしました。その他にも、トリンドル玲奈とくろさわ博、松田弘と原由子、沼倉愛美と今井麻美、戸松遥と鈴木達央など、さまざまなアーティストがカバーを行い、曲の魅力を引き継いでいます。

アンサーソング

続編として、ヒロシ&キーボーの2ndシングル「5年目の破局」が、この曲へのアンサーソングとして位置づけられています。興味深いことに、これにより物語は続き、聴く側に新たな視点を提供しています。

関連項目

この楽曲は、1982年および1983年の音楽シーンで注目を集め、タイトルはマリリン・モンロー主演の映画『七年目の浮気』にも影響を受けています。また、同名の中原俊監督による映画も1983年に公開されています。

『3年目の浮気』は、男女の愛憎劇を軽快に表現し、ヒロシ&キーボーにとって象徴的な楽曲となりました。

もう一度検索