30years3ounce

『30years3ounce』（サーティイヤーズ・スリーオンス）は、影山ヒロノブが自身のデビュー30周年を記念して2007年7月25日にリリースしたアルバムです。ランティスから発売されました。

このアルバムは、影山ヒロノブの30年にわたる音楽活動の集大成とも言える作品で、オリジナルの新曲を中心に構成されています。さらに、他のアーティストへの提供曲のセルフカバーや、敬愛するアーティストのカバー曲も収録されており、バラエティ豊かな内容となっています。

特筆すべきは、宅録を中心とした制作スタイルです。影山ヒロノブ自身がレコーディングを担当し、アットホームで温かみのあるサウンドを実現しています。デジタル全盛の時代にあって、敢えてアナログの温もりを感じさせる音作りは、聴く人の心を優しく包み込みます。

収録曲について

アルバムには、以下のような楽曲が収録されています。

1. 30years3ounce：アルバムのタイトル曲。影山ヒロノブ自身が作詞・作曲・編曲を手掛けた、30年の歩みを振り返るような楽曲です。
2. Bang! Bang! Bicycle：疾走感あふれるロックナンバー。こちらも影山ヒロノブの作詞・作曲・編曲です。
3. シモキタ：野川さくらに提供した「三鷹市上連雀」の歌詞を変えたバージョン。下北沢の風景が目に浮かぶような、ノスタルジックな雰囲気の楽曲です。
4. 毎日はEVERYDAY：日常の喜びを歌った、ポジティブなメッセージソング。
5. Welcome Toto…：影山ヒロノブと仲間たちが編曲を手掛けた、ユニークなタイトルの楽曲です。
6. 夜の海：桑名正博の楽曲のカバー。下田逸郎が作詞を担当。松澤由美がコーラスで参加しています。
7. Too much Sweet：野川さくらに提供した「So Sweet」のセルフカバー。甘く切ないラブソングです。
8. 君はロンリーエンジェル：レイジー時代の楽曲のセルフカバー。影山ヒロノブが初めて作曲した曲でもあります。レイジーの井上俊次がキーボードで参加。
9. 卒業アルバムの中の無傷な夢~返信~：野川さくらに提供した「卒業アルバムの中の無傷な夢」のセルフカバー。卒業をテーマにした、心に染みるバラードです。
10. ぼくらはね：影山ヒロノブらしい、力強いメッセージが込められた楽曲です。
11. Tomorrow：明日への希望を歌った、爽やかなナンバー。
12. Fin…：影山ヒロノブが初めて手掛けたインストゥルメンタル曲。アルバムの締めくくりにふさわしい、美しいメロディーが印象的です。

参加ミュージシャン

影山ヒロノブを中心に、豪華なミュージシャンたちがアルバムに参加しています。

キーボード：[須藤賢一]、[井上俊次]
エレクトリックギター：河野陽吾(#5,6)、松尾洋一(#5,6)
ベース：山本直哉(#5,6)
ドラムス＆パーカッション：岩田ガンタ康彦(#5,6,8)
* バッキングボーカル：[松澤由美]

『30years3ounce』は、影山ヒロノブの音楽に対する情熱と、30年間変わらない音楽への愛情が詰まった作品です。彼のルーツと未来を感じることができる、ファン必聴のアルバムと言えるでしょう。

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