4 タイムズスクエア

4タイムズ・スクエア

4タイムズ・スクエアは、ニューヨーク市ミッドタウン・マンハッタンに位置する248メートルの超高層ビルです。ビルの住所はブロードウェイ1472番地で、42丁目と43丁目の間に位置し、2000年1月に完成しました。ビルの設計は、環境に優しい建物の設計で知られるFox & Fowle建築事務所であり、48階建てで、最頂部にアンテナを含めると338メートルに達します。

このビルは、法律事務所であるSkadden, Arps, Slate, Meagher & Flomが主なテナントとして入居しており、他にもデュエイン・リードやH&Mが小売業を営んでいます。かつてはコンデナスト・パブリケーションズの本社が入居していたことから、コンデナスト・ビルディングとも呼ばれましたが、同社は2014年に移転しました。このビルの所有者はDurst Organizationで、総床面積は160万平方フィート（約150,000平方メートル）です。

NASDAQマーケットサイト

4タイムズ・スクエアの北西角には、7階建ての円柱型のNASDAQマーケットサイトがあります。ここには大型ディスプレイが設置されており、リアルタイムの相場情報や金融ニュース、さまざまな広告が映し出されています。1階にはテレビスタジオがあり、多くのモニターと弧状の窓で囲まれた空間があります。

グリーン・デザイン

4タイムズ・スクエアは、グリーン・デザインの優れた例として評価されています。冷房や暖房の必要がほとんどないように設計されており、エコロジカルなガス燃焼式冷凍機や高性能な遮光カーテンウォールが取り入れられています。また、ビル全体には多くのリサイクル用シュートが設置され、新鮮な空気供給システムは、都市の規制値を50%上回る新鮮な空気を提供します。

さらに、太陽電池システムやピュアセル・燃料電池システムが導入されており、先進的な環境への配慮がなされています。このように、4タイムズ・スクエアはアメリカ建築家協会（AIA）からも表彰を受けている特筆すべきプロジェクトです。

アンテナ・マスト

ビルの上部には、新しい300フィート（約91メートル）のテレビ・ラジオ放送用のアンテナがあります。2002年から2003年にかけて設置されたこのアンテナは、以前のアンテナの機能を引き継ぎ、複数のFM局やTV局によって利用されています。特に、8つのFM局と数つのTV局がこの設備を使用しており、ワールドトレードセンターの電波塔機能を引き継ぐ役割を果たしています。

ポピュラーカルチャーにおける位置づけ

4タイムズ・スクエアは、さまざまなメディアでも取り上げられています。「宇宙空母ギャラクティカ」や「グランド・セフト・オートIV」、さらには「プラダを着た悪魔」など、さまざまな作品に登場します。特に「プラダを着た悪魔」では、架空の雑誌会社の本社として描かれ、作家のローレン・ワイズバーガーは、コンデナスト社での経験を基に描写しています。

このように、4タイムズ・スクエアは単なるビルの枠を超え、文化や技術の発信地としての役割も無視できません。

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