44982 VS 1650

JUDY AND MARYのライブアルバム『44982 VS 1650』

1999年3月31日にリリースされた『44982 VS 1650』は、人気バンドJUDY AND MARYによる初のライブアルバムです。この作品は、エピックレコードジャパンから発売され、特にファンにとって価値のある完全生産限定盤となっています。シリアスな音楽的な背景を持つバンドですが、今回のアルバムは彼らのエネルギー溢れるパフォーマンスを凝縮した内容になっています。

リリースについて

本作は3枚組の構成で、1998年12月26日に行われた東京ドーム公演がDisc1とDisc2に収録されています。Disc3には、同年12月28日に恵比寿ガーデンホールで開催されたシークレットライブを収録しています。大規模なコンサートと比較してシークレットライブはより親密な雰囲気で、ファンとの距離が近い特別なパフォーマンスです。

このアルバムのタイトルは、両公演の観客数から取られています。観客の熱気が感じられる構成が特徴で、まさにライブアルバムの名にふさわしい作品です。

収録曲と特徴

Disc 1

Disc1には、バンドの代表的な楽曲が多く収められています。たとえば、オープニングを飾る「POWER INTRODUCTION」をはじめ、「そばかす」や「手紙をかくよ」といったヒット曲も収録されています。「ドキドキ」は特に10分以上の演奏で、バンドの持つエモーショナルな側面を前面に押し出したパフォーマンスとなっています。

Disc 2

Disc2では、「Miracle Night Diving」や「ラブリーベイベー」といった曲が並び、より広がりのあるサウンド体験を提供しています。また、「ドュビドュバディスコ」ではフィーチャリングパートが盛り込まれ、一層の盛り上がりを見せています。

Disc 3

シークレットライブを収録したDisc3では、特に「ジーザス! ジーザス!」や「帰れない2人」が印象的です。これらの楽曲は、ファンも熱くなるパフォーマンスの数々で構成されており、貴重な瞬間を捉えています。さらに、「POPSTAR」はこの夜の集大成とも言える存在感を発揮し、聴く者を引き込む力を持っています。

これらの楽曲は、バンドの多才な面を引き立たせつつ、観客との一体感を醸し出しています。各公演の臨場感がリアルに伝わり、聴く人はまるでその場にいるかのような感覚に陥ります。

総評

『44982 VS 1650』は、JUDY AND MARYの結束力や演奏技術の高さを余すことなく示範した一枚です。シークレットライブの収録は特にファンにとっての財産であり、ただの音源集にとどまらない深い価値があると言えるでしょう。ファンはもちろん、これからJUDY AND MARYを知ろうとする人にとっても手に入れるべきアルバムです。

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