7800°ファーレンハイト

アルバム『7800°ファーレンハイト』について

ボン・ジョヴィの2枚目のスタジオ・アルバム『7800°ファーレンハイト』（英: 7800° Fahrenheit）は、1985年4月15日に日本フォノグラムからリリースされました。このアルバムは、前作『夜明けのランナウェイ』から約11ヶ月後の登場となります。

アルバムのタイトル“7800°ファーレンハイト”の由来は、非常に高い温度であり、岩をも溶かすことができることを表しています。この強烈な表現は、ロックの熱を象徴していると言えるでしょう。

収録曲と主な特徴

アルバムには多くの魅力的なトラックが収められていますが、中でも「Tokyo ロード」は特に注目に値します。この曲は、1984年8月にボン・ジョヴィが日本を訪れた際に、ファンからの熱烈な歓迎を受けたことにインスパイアされて制作されました。イントロでは、日本の伝統的な民謡「さくらさくら」のメロディが採用されており、日本の文化との結びつきを深く感じられます。

また、1988年に「プライス・オブ・ラヴ」がシングルとしてリリースされ、TBS系の人気番組『日立 世界・ふしぎ発見!』のエンディングテーマに使用されるなど、大ヒットを記録しました。ボン・ジョヴィにとって、このトラックは日本での人気をさらに押し上げる役割を果たしました。

1998年11月18日には、『7800°ファーレンハイト・スペシャル・リミテッド・エディション 2CDセット』が発売され、当時の音源や貴重なライブトラックを収録した特別仕様のパッケージがファンを喜ばせました。さらに、2010年6月23日には、『7800°ファーレンハイト+ライヴ・トラックス』もリリースされ、ライブパフォーマンスの熱気を再び体験できる機会を提供しました。

ボン・ジョヴィの影響

アルバム『7800°ファーレンハイト』は、ボン・ジョヴィがロックシーンでの立ち位置を確立する上で重要な作品と言えます。アメリカのロックバンドとしての人気を国内外で広げていく中、彼らの音楽は世代を超えて多くのファンに愛され続けています。特に日本においては、ボン・ジョヴィは多くのファンを魅了し、彼らの音楽を通じて文化交流も促進しました。

これらの歴史的なアルバムやシングルは、ボン・ジョヴィのキャリアにおける重要なマイルストーンであり、今もなお影響力を持っています。彼らの音楽は、情熱やエネルギーに溢れ、聴く者を魅了する力を備えています。アルバム『7800°ファーレンハイト』は、その素晴らしい音楽と感動的なストーリーを通じ、多くの心を捉えてきた作品です。今日でも、その影響は色あせることなく続いています。

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