9 (cali≠gariのシングル)

cali≠gariの「9 -踏- 編」と「9 スクールゾーン 編」は、2009年7月22日にリリースされたメジャー4枚目のシングルです。この作品は、活動休止期間を経て、消費期限付きで復活したcali≠gariにとって、再始動後初のシングルという位置づけを持っています。

本作は、「9 -踏- 編」と「9 スクールゾーン 編」という2つの異なるタイプで販売されました。それぞれの収録曲は以下の通りです。

-踏- 編
1. -踏- (作詞・作曲: 石井秀仁)
2. スクールゾーン (作詞・作曲: 桜井青)
3. 画竜点睛を欠いた曲 (作詞: 不詳、作曲: 石井秀仁)

スクールゾーン 編
1. スクールゾーン (作詞・作曲: 桜井青)
2. -踏- (作詞・作曲: 石井秀仁)
3. PPPH (作詞・作曲: 桜井青)

これらの楽曲は、cali≠gariらしい独特な世界観と、石井秀仁と桜井青という2人のソングライターの個性が際立つ作品となっています。

特に注目すべきは、タイトルや歌詞に散りばめられたアイドル文化、特にコンサートでファンが行うヲタ芸の用語です。cali≠gariは、これらの要素を大胆に取り入れることで、従来のロックの枠にとらわれない、斬新な音楽性を打ち出しています。

「9 -踏- 編」と「9 スクールゾーン 編」には未収録だった「PPPH」は、後にセルフカバーアルバム「1」にて、「クソバカゴミゲロ」という過激なタイトルに改題され、歌詞も一新されて再録されました。このことからも、cali≠gariの音楽に対する挑戦的な姿勢がうかがえます。

活動休止前の最後の作品「8」から約6年を経てリリースされた「9 -踏- 編」と「9 スクールゾーン 編」は、cali≠gariの新たな章の幕開けを告げる、重要な作品と言えるでしょう。彼らの音楽性の幅広さと、常に進化を続ける姿勢を示す、必聴のシングルです。

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