A NIGHT TO REMEMBER

A NIGHT TO REMEMBER (ア・ナイト・トゥ・リメンバー)

田原俊彦の48枚目のシングルとして1997年1月18日にリリースされた「A NIGHT TO REMEMBER」。この楽曲は、彼のキャリアにおいて重要なターニングポイントとなった作品です。

背景とタイアップ

表題曲である「A NIGHT TO REMEMBER」とカップリング曲の「Send a little love」は、田原俊彦が司会を務め出演していたテレビ東京系のバラエティ番組『見た目が勝負!?』のテーマ曲として起用されました。この番組とのタイアップは、楽曲のプロモーションに大きく貢献し、幅広い層への認知度を高める役割を果たしました。

制作の背景

「A NIGHT TO REMEMBER」は、1992年にリリースされた「雨が叫んでる」以来となるカバー曲です。オリジナルは、アメリカのR&B音楽グループであるシャラマーが1982年に発表した「涙のリメンバー」。原曲の持つダンサブルな要素と、田原俊彦ならではの歌唱スタイルが融合し、新たな魅力を持つ楽曲として生まれ変わりました。プロデュースは、エイベックス系列の音楽制作プロダクションである『プライム・ディレクション』が担当。当時の音楽シーンを牽引していた制作チームが、楽曲のクオリティを最大限に引き出しています。

リリースと移籍

1997年1月18日に、ポニーキャニオンのNAVレーベルから発売された「A NIGHT TO REMEMBER」は、田原俊彦にとってポニーキャニオン所属としての最後のシングルとなりました。17年間在籍したポニーキャニオンとの契約を終え、彼は新たな道を選択します。その後、新興レコード会社「ガウスエンタテインメント」（現・徳間ジャパンコミュニケーションズ）と契約し、同社の第1弾アーティストの一人として新たなスタートを切りました。この移籍は、彼のキャリアにおける大きな転換期であり、新たな音楽性の追求への意欲を示すものでした。

収録曲

「A NIGHT TO REMEMBER」の収録曲は以下の通りです。

1. A NIGHT TO REMEMBER
2. Send a little love

1997年の音楽シーン

1997年は、日本の音楽シーンにおいて多様なジャンルの音楽が隆盛を極めた年でした。J-POP、ロック、ダンスミュージックなど、様々なアーティストが独自の音楽性を打ち出し、多くのヒット曲が生まれました。田原俊彦の「A NIGHT TO REMEMBER」も、その多様な音楽シーンの中で、一際個性を放つ作品として注目されました。

まとめ

「A NIGHT TO REMEMBER」は、田原俊彦のポニーキャニオン時代を締めくくる作品であり、新たなスタートを切るための重要な一曲となりました。カバー曲でありながらも、彼の独自の解釈と表現力によって、新たな魅力が引き出されています。また、テレビ番組とのタイアップや、当時の音楽シーンの動向も、この楽曲の成功を後押しする要因となりました。彼のキャリアにおいて、重要な意味を持つ作品と言えるでしょう。

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