A・RA・SHI

『A・RA・SHI』 - 嵐のデビューシングルについて



『A・RA・SHI』(ア・ラ・シ)は、嵐のデビューシングルで、1999年11月3日ポニーキャニオンからリリースされました。この曲は、フジテレビ系の『バレーボールワールドカップ1999』のイメージソングとして制作され、作詞は菊池常利(J&T名義)、作曲は馬飼野康二が手掛けました。

音楽と映像のコラボレーション


表題曲「A・RA・SHI」のミュージックビデオは、川村ケンスケが監督を務めましたが、初回生産限定盤にはPVが収録されていない代わりに、『いざッ、Now』という作品の特典DVDにて初めて公開されることとなりました。さらに、初回盤には特大ポスターと、特典応募券が含まれており、通常盤にはオリジナルフォトコレクションジャケットが封入されるなど、ファンにとって魅力的な商品展開がされました。

ジャケットのデザインには、ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川が書いた「嵐」の文字があしらわれており、このシングルリリースの特別な意味を感じさせます。また、特に印象的なサビ部分は、フジテレビの『めちゃ2イケてるッ!』でのコーナー「只今参上 色とり忍者」で使用されました。

人気と受賞歴


『A・RA・SHI』は、発売初週にオリコン週間シングルランキングで55.7万枚の売上を記録し、見事に1位を獲得しました。この売上は、2010年に発売された『果てない空』の57.2万枚に更新されるまで、嵐のシングルの中で最も高いものでした。また、累計売上は97万3310枚に達し、2020年の『カイト』にその記録を譲るまで、嵐のシングル中で最高の売上を誇りました。

「A・RA・SHI - for dream ver.」の制作


デビュー日からちょうど21年後の2020年11月3日には、嵐と13の企業が共同で立ち上げた「HELLO NEW DREAM. PROJECT」の一環として、「A・RA・SHI -for dream ver.-」がリリースされました。この特別バージョンは、リリース当時のメンバーの歌声と、新たに2020年に収録されたメンバーの歌声が融合されており、菅野よう子によってアレンジが施されています。

魅力的な収録曲


シングルに収録されている曲は「A・RA・SHI」を含め、他にも「明日に向かって」やそのオリジナルカラオケも含まれています。「明日に向かって」もフジテレビ系の『七人のサムライ J家の反乱』の主題歌として使用されました。特にこの曲は、嵐が結成される前のジャニーズJr.のオリジナル楽曲のセルフカバーであり、多くのファンに親しまれています。

「A-RA-SHI : Reborn」のリリース


2019年12月20日には、嵐のデビューシングルをリプロダクションする「Reborn」企画の第一弾として、表題曲をリプロダクションした「A-RA-SHI : Reborn」が配信されました。この楽曲は、原曲に新たな要素を加え、櫻井翔が書いたラップ詞やほぼ全編英語で提供されるなど、現代的なアプローチが施されています。また、ミュージックビデオでは、同じく2019年に節目を迎えたアニメ『ONE PIECE』とのコラボレーションが実現しました。

まとめ


『A・RA・SHI』は、嵐のキャリアのスタートを飾る重要な楽曲であり、現在も多くの人々に愛されています。多様な世代に響くメッセージや、映像とのコラボレーションがこの曲の魅力を深めています。デビューからの軌跡を振り返りつつ、今後の活動にも注目が集まります。

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