AA-7

AA-7 APEX: ソビエト製空対空ミサイルの概要

AA-7は、ソビエトUnionにて設計された空対空ミサイルで、アメリカ合衆国国防総省（DoD）によって付けられた識別番号です。このミサイルは、北大西洋条約機構（NATO）によって「エイペックス（Apex）」というコードネームが与えられており、「頂点」という意味を持つ用語から名付けられています。このネーミングは、ミサイルが持つ全体的な性能や重要性を暗示しています。

AA-7は、実際には2つの異なるミサイル、すなわちR-23（K-23）とR-24（K-24）に関連しています。NATOがミサイルの詳細について正確な情報を入手できなかったため、これらのミサイルは一括してAA-7として分類されました。これにより、西側の軍事関係者は、これらのミサイルの性能および特性をより深く理解することが難しくなっていました。

R-23とR-24の特徴

R-24は、R-23の改良型として開発されており、両者の間には外形や設計においていくつかの違いはありますが、基本的な構造は似通っています。具体的には、R-24の弾体やロケットモーターはR-23の設計を基にしており、性能の向上が図られています。このことから、両者の外観は非常に似ており、外部から見分けることは容易ではありません。

誘導機構の多様性

AA-7は、誘導装置に関しても多様性があります。R-23にはサーマル誘導（IRH）型とレーダー誘導（SARH）型の2つのバリエーションが存在し、それぞれ異なる誘導方式を採用しています。これに対してR-24も同様に、SARH型およびIRH型がそれぞれ用意されています。このように、AA-7の設計には多様な運用シナリオに対応できる柔軟性が持たされています。

各型の整理

以下に、AA-7として知られる各型と、ソビエトでの正式名称を示します：

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