ACモンツァ

ACモンツァについて

ACモンツァ（Associazione Calcio Monza S.p.A.）は、イタリアのロンバルディア州モンツァを拠点とするプロサッカークラブで、2022-23シーズンからセリエAに参戦しています。クラブの歴史は1912年にまで遡り、プロ・モンツァとプロ・イタリアの二つのクラブの合併によって誕生しました。

クラブの歴史

創立以来、モンツァは数度の昇降格を経験しました。2014-15シーズンにはレガ・プロに所属し、財政問題により勝ち点が6減らされながらも15位に終わり、プレーオフを勝ち抜いて残留を果たしました。しかし、翌シーズンにリーグ登録の要件を満たせず、セリエDに降格した経緯もあります。2015年には実業家のニコラ・コロンボがクラブを買収し、ACモンツァ・ブリアンツァ1912から現在の名称に変更されました。

2018年には元イタリア首相でACミランのオーナーでもあるシルヴィオ・ベルルスコーニがフィニンヴェストを通じてクラブの全株式を取得しました。彼の買収により、クラブ体制は一新され、ニコラ・コロンボが会長に留任し、アドリアーノ・ガッリアーニがCEOに就任しました。モンツァはその後もACミランとの提携を続け、若手選手の育成に努めています。

近年の成績

2019-20シーズンは新型コロナウイルスの影響でセリエCが途中までしか行われませんでしたが、モンツァは首位で終わり、2000-01シーズン以来のセリエB昇格を決めました。続く2021-22シーズンではセリエBで4位に位置し、自動昇格を逃しましたが、昇格プレーオフで勝ち進み、クラブ史上初めてのセリエA昇格を果たしました。

セリエA初参戦となった2022-23シーズンは、最初の数試合では厳しい戦いを強いられましたが、9月17日の第7節でユヴェントスに勝利し、セリエAでの初勝利を収めました。その後、最終的に14勝10分14敗という成績で11位に終わり、初年度としては十分な結果を残しました。

主なタイトル

ACモンツァは、以下のような国内外のタイトルを獲得していますが、特にセリエCで4回の優勝を果たしたことが際立っています。

• - セリエC: 4回（1950-51, 1966-67, 1975-76, 2019-20）
• - セリエD: 1回（2016-17）
• - コッパ・イタリア・セリエC: 4回（1973-74, 1974-75, 1987-88, 1990-91）
• - コッパ・デッレ・アルピ: 1回（1961）
• - アングロ＝イタリアン・カップ: 1回（1976）

現在のチーム状況

最新の2024-25シーズンに向けたフォーメーションは3-4-2-1となっており、クラブはさらなる成功を目指してチームを編成しています。歴代の監督や選手もモンツァの成功に寄与しており、特に1996年から1998年にかけて指揮を執ったルイージ・ラディーチェや、2021年から2022年にかけて指揮をしたジョヴァンニ・ストロッパなどの実績があります。

ACモンツァは、歴史を紐解きながら現在も新たな挑戦を続けており、今後の活躍にも目が離せません。

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