ACCESSキャンペーン

FM802 ACCESSキャンペーン：音楽と人、そしてラジオを繋ぐ春の風物詩

2006年から続くFM802のACCESSキャンペーンは、春の新生活シーズンに、音楽、アート、スポーツ、エンターテインメントといった多彩な情報をラジオを通じて発信し、リスナーに新しい出会いと感動を提供するキャンペーンです。単なる情報発信にとどまらず、音楽を媒介とした「人と人」「人とラジオ」の繋がりを育むことを重要なテーマとして掲げています。

多彩なコンテンツと変化する協賛企業

キャンペーン期間中は、FM802のオンエアや特設ウェブサイトで、イベント情報、ライブ情報など、様々な情報を発信。期間は年によって異なり、5月まで続く場合もあれば、3月で終了する場合もあります。

ACCESSキャンペーンの特徴として、毎年協賛企業が変わる点が挙げられます。これまでにNTTドコモ、TSUTAYA、阪神高速道路、ナカバヤシ、中央大学、三井ショッピングパーク ららぽーとといった企業が協賛しており、企業とのコラボレーションによって、キャンペーンの規模や内容は年々進化を遂げてきました。

キャンペーンを彩るオリジナルソング

キャンペーン期間中は、各ワイド番組でキャンペーンソングが放送されます。2006年はカバー曲が使用されましたが、2007年以降はオリジナル楽曲が書き下ろされ、2008年からはキャンペーンのために結成されたオリジナルユニットが楽曲を歌っています。楽曲制作の様子は特設ウェブサイトで公開されるなど、キャンペーンの取り組みは多角的に展開されています。

これらのキャンペーンソングは、FM802のオフィシャルチャート『OSAKAN HOT 100』で高い人気を集め、2010年の「開花宣言」では1位を獲得するなど、リスナーから高い支持を得ています。また、2012年からは、新曲発表前に過去の楽曲を期間限定でアンコール放送する企画も実施。2013年の「スプリングハズカム」と2014年の「春の歌」は人気が高く、キャンペーン終了後も一定期間放送されました。

これらの楽曲はFM802でのみ放送され、テレビ、ラジオ、有線放送などでは放送されません。また、セルフカバーを除き、CD化されない楽曲も多いのが特徴です。

協賛企業とのコラボレーションも多様化しており、NTTドコモ協賛時にはiモードでスペシャルサイトを開設、キャンペーンソングのダウンロードやスマートフォンでのPV配信などを実施。TSUTAYA協賛時には、キャンペーンソングのCDレンタルを全国展開。2021年以降は阪神高速道路、ナカバヤシ、中央大学、三井ショッピングパーク ららぽーとと協賛企業が変わり、配信限定での楽曲リリースに展開が変わっています。

春を彩るスペシャル番組

ACCESSキャンペーン期間中には、大型スペシャル番組も放送されます。ドコモ協賛時代には「ドコモスマートフォンACCESS!」と題したスペシャル番組が毎年放送され、TSUTAYA協賛以降は「TSUTAYA ACCESS!」と題した番組が放送されました。2016年には、JFL（ジャパンエフエムネットワーク）5局を跨いでの合同番組も放送されました。これらの番組では、キャンペーンソングのオンエアや、キャンペーンに関連した様々な企画が展開されています。

ACCESSキャンペーンは、単なる音楽キャンペーンにとどまらず、地域社会との連携、企業とのコラボレーション、そしてリスナーとの繋がりを大切にした、総合的な取り組みと言えるでしょう。春本番を告げるFM802の風物詩として、今後も多くのリスナーを魅了し続けることでしょう。

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