ACIDMAN

ACIDMAN: 日本のスリーピースロックバンド

ACIDMAN（アシッドマン）は、日本のスリーピースロックバンドであり、1997年に活動を開始しました。メンバーは、リーダーでボーカル・ギターを担当する大木伸夫と、ベース・コーラスの佐藤雅俊、ドラムス・コーラスの浦山一悟の3人です。彼らの音楽スタイルには、パワーポップやジャズ、ボサノヴァ、ファンクなどの要素が含まれており、そのスタイルを大切にしています。特に大木が手掛ける歌詞は非常に叙情的で、抽象的な表現や風景描写が特徴です。

メンバー

現メンバー

• - 大木伸夫(1977年生まれ): ボーカル・ギター

彼はバンドのリーダーとして、楽曲のほぼ全てを作詞・作曲します。また、埼玉県出身で薬剤師免許を持っています。大学は明治薬科大学を卒業しました。

• - 佐藤雅俊(1977年生まれ): ベース・コーラス
• - 浦山一悟(1978年生まれ): ドラムス・コーラス

元メンバー

• - 椎橋武史(1977年生まれ): 元ボーカル

彼は1997年から1999年にかけて在籍しており、その後音楽業界を引退しました。

音楽スタイル

ACIDMANの楽曲は、静けさと激しさを融合させたロックサウンドが特徴です。「音の力。詩の力」というキャッチコピーのもと、深淵さや創造性を表現しています。歌詞には科学生物学的な用語の他にも、古代文化や宗教関連の言葉が多用され、聴く者の知的好奇心を引き立てます。特に「green chord」以降は、終末観や生命の対比をテーマにした曲も増え、従来のラブソングとも異なり「慈愛」や「博愛」を描いた楽曲が多くなっています。

重要な出来事

彼らはアルバム制作の度に解散の危機を迎えましたが、アルバム『and world』のレコーディングが終わった後に、relationsの加藤や谷中と共に飲みにいったことが大きな転機となったと言います。この交流がバンド内の雰囲気を一変させました。

映像制作にも力を入れており、ミュージックビデオは精緻に作られています。特に2004年には、音楽ビデオ「彩-SAI-」で文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門優秀賞を受賞しました。また、音楽と映像を融合させたイベント「Cinema」も過去に開催しています。

ライブ活動

ACIDMANは毎年3月11日に福島県で「ACIDMAN LIVE in FUKUSHIMA」と題し、東日本大震災を想起させるライブを行っており、収益は寄附として用いられています。2017年には結成20周年を記念する「SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI”」を始め、2022年にも盛大なフェスを開催しました。両年ともに豪華なラインナップで、多くの来場者を集めました。

最新の活動

2019年には、プラネタリウムプログラム「Starry Music Special Edition」を発表し、音楽と星をテーマにした新しい試みにも挑戦しています。2023年には映画『ゴールデンカムイ』の主題歌「輝けるもの」のリリースがあり大きな話題を呼びました。

今後もACIDMANの活動は目が離せません。彼らの音楽とビジュアルアートの融合は、常に新しい表現を模索し続け進化しています。

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