AHERA

『AHERA』は、1996年4月から9月にかけてテレビ朝日系列で放送されたバラエティ番組です。お笑い芸人たちのネタ披露を主軸に、司会には間寛平、ゼネラルプロデューサーには横澤彪という豪華な布陣でスタートしました。

レギュラー陣には、太平サブローや当時テレビ朝日アナウンサーだった高橋真紀子などが名を連ねていました。番組の目玉企画として人気お笑いグループの再結成を打ち出していましたが、実際に実現したのはコント赤信号のみでした。

しかし、この番組から新たなスターが生まれています。当時まだ無名だったつぶやきシローは、『AHERA』への出演をきっかけにブレイクを果たしました。また、東京ではまだ知名度の低かった藤井隆も、番組のオープニングで端役として出演していました。さらに、アマチュア時代にはU字工事もこの番組に出演していたという記録が残っています。

番組自体は半年という短い期間で終了しましたが、2018年4月24日放送の『ソノサキ〜知りたい見たいを大追跡!〜』という番組で、テレビ朝日のライブラリーに保管されていた貴重な映像が公開されました。そこには、司会を務めるバナナマンとゲストのバカリズムの若かりし頃の姿が映し出されていました。バナナマンは当時結成3年目で、設楽統は22歳、日村勇紀は23歳。バカリズムはコンビ時代で結成1年目、20歳という若さでした。

放送局は、テレビ朝日の他、準キー局の朝日放送でも土曜深夜に放送されていました。

『AHERA』は、短命ながらも、後のスターたちの原点となった番組として、その名を記憶されています。

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