AKASAKA K-TOWER

赤坂Kタワーの概要

赤坂Kタワーは、東京都港区に位置する高層ビルで、鹿島建設の最新の技術とデザインが融合した産物です。旧鹿島建設本社ビルの跡地で再開発が行われ、企画から開発、設計、施工、運営に至るまで、すべてを鹿島建設が主体となって進めました。このプロジェクトに要した事業費は208億円です。

建築デザイン

赤坂Kタワーの設計は、旧本社ビルのデザインを現代風にアレンジしたものが採用されています。特徴的な構造は、120cmの幅を持つプレキャストコンクリート製の「アウトフレーム」によるもので、これがこのビルの外部を覆っています。このため、柱は中央部に4本のみであり、窓の近くには柱がないため、室内空間を広く活用できる設計となっています。また、高層ビル特有の強風を低減する工夫も施されています。

養生性能と耐久性

建物の四隅にはバルコニーが設けられており、超高層ビルとしては珍しい揺れを抑える制震用オイルダンパーが装備されています。このオイルダンパーにより、揺れは25～30％軽減されることが実証されています。また、赤坂Kタワーは耐用年数100年以上を見込んで設計され、設備の更新やメンテナンスも容易に行えるようになっています。主要機械室や備蓄倉庫は、災害時の水没を考慮して2階に配置されています。

フロアマップ

赤坂Kタワーは、多様な目的に応じたフロア構成となっています。上層階にはレジデンスが配置されており、26階から30階までのフロアには「AKASAKA K-TOWER RESIDENCE」があります。3階から24階まではオフィスエリアに利用され、地下1階と1階には店舗が入ります。地下2階は駐車場が設置されており、訪問者やテナントの利便性を高めています。

受賞歴

赤坂Kタワーは、その優れたデザインや性能から多くの賞を受けています。2010年にはCASBEEの第三者認証でSクラスを獲得し、2012年にはグッドデザイン賞を受賞。また、平成25年度には、港区の景観まちづくり賞やみどりの街づくり賞、環境省の省エネ・照明デザインアワードの優秀事例として認められました。さらに、2014年度には日本建築学会の作品選集や日本造園学会の造園作品選集にも取り上げられました。平成28年には、東京都のトップレベル事業所認定を受け、同年の空気調和・衛生工学会賞も受賞しています。

外部リンク

公式ウェブサイト で、さらなる情報や最新ニュースを確認できます。

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