AKB600sec.

AKB600sec.とAKB5400sec.

『AKB600sec.』（エーケービーろくまるまるセカンズ）は、2010年7月5日から29日の間、日本テレビにて放送された深夜バラエティ番組です。このプログラムは、AKB48のメンバーの日常を密着して撮影し、600秒という短い時間にまとめたドキュメントスタイルの内容となっています。特に、尾行や覗くといった視点からメンバーの生活を追いかける手法が特徴で、隠し撮りやドッキリの要素は排除されています。

この番組には『AKB5400sec.』（エーケービーごーよんまるまるセカンズ）も存在し、これは未放送のロケ素材を含む完全収録版として各メンバーごとにmicroSDで発売されました。初めての試みとして、日テレ屋Webでの販売が行われましたが、その受付は2010年8月31日をもって終了しました。次の販売方法の発表まで購入はできなくなりました。さらに、CS日テレプラスでは『AKB600sec.超拡大版 AKB5400sec.24時間ずっと一緒♪』という特別企画が実施され、ここではmicroSDに収録された映像が編集なしで放送されたことも話題となりました。このため、地上波版とは異なり、オープニング曲やエンディング曲が流れない特徴がありました。

出演者とスタッフ

出演者はAKB48のメンバーに限られており、各メンバーが個別にフィーチャーされています。番組の背後には、企画協力として秋元康が関与しており、構成を担当したのは三田卓人です。音効を担当するのは高取謙、編集やMAは読売映像が担っています。ナレーターは波多野貴仁が務め、制作協力としてEcompanyが名を連ねています。プロデューサーには遠藤正累や前田直敬、佐々木俊勝が挙げられ、ディレクターには八島崇行や吉岡大介など、多数のスタッフが名を連ねています。

楽曲と特典

この番組の主題歌には、オープニング曲『大声ダイヤモンド』とエンディング曲『涙のシーソーゲーム』が使用されています。特筆すべきは、各メンバーの生活を収めたmicroSD版『AKB5400sec.』の購入特典として、メンバーの直筆サイン入りパッケージ（各タイトルごとに抽選で100名）と、9月10日に予定されている購入者限定イベントへの参加権（各タイトルごとに抽選で10名）が提供されています。

マッピング

この放送は、AKB48のファンだけでなく、多くの視聴者にとって新たな視点でメンバーを深く知ることができる貴重な機会でした。一般的なバラエティ番組とは異なり、メンバーの日常生活を真剣に切り取ることで、彼女たちの一面を引き出した点において、非常に意義深いプロジェクトだったと言えるでしょう。今後も、こうした試みが続くことを期待しています。

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