AKIBA'S BEAT

AKIBA'S BEAT 概要

『AKIBA'S BEAT』（アキバズビート）は、アクワイアによって開発されたゲームソフトであり、2016年12月15日にPlayStation 4|PlayStation_4版、2017年4月27日にPlayStation Vita版がリリースされました。本作は、2011年に登場した『AKIBA'S TRIP』から派生した『AKIBA'S』シリーズの一部で、ゲームのディレクターには高野康太が、イラストにはUCMMが起用されています。

このゲームは、秋葉原をリアルに再現した世界を舞台に、プレイヤーが無限に続く日曜日の中で冒険する様子を描いています。シリーズの特徴である秋葉原の街並みが基本にありつつも、独自の世界観と設定が新たに導入され、アクションRPGというジャンルを取り入れた内容になっています。物語のテーマは「終わらない日曜日」と「侵食する妄想」で構成されています。

ストーリー

物語の主人公である立花アサヒは、秋葉原に住むオタク文化に情熱を注ぐニートです。彼の自堕落な日々を幼馴染の藍原ミズキはいつも心配しています。ある日曜日、アサヒはミズキとの待ち合わせに寝坊し、急いで向かう途中、普段とは異なる状況に直面します。そこで出会ったのは、妄想から生まれた「妄想宮」という異世界の存在を語る少女、星野サキです。彼女に導かれて妄想の真実を知ることになるアサヒは、再び日曜日の世界に引き込まれ、さまざまな冒険に挑むことになります。

ゲームシステム

本作は、リアルに再現された秋葉原の街や、妄想から成る異世界「妄想宮」を舞台にしたアクションRPGです。プレイヤーは、メインイベントとサブイベントに分けられたクエストを進めたり、キャラクターと密に関わってストーリーを進展させたりします。その中で、プレイヤーは様々な『妄想獣』との戦闘に挑みます。

戦闘とエンカウント

ゲーム内では『妄想宮』の迷宮の中で、プレイヤーは『妄想獣』と呼ばれるモンスターと遭遇します。接触することで戦闘が開始し、エンカウント方法は通常の接触（Encount）や先制攻撃（First Attack）、背後からのバックアタック（Back Attack）の3パターンが存在します。プレイヤーは最大で4人のブレイアブルキャラクターを操作し、AP（アクティブポイント）を基に攻撃やスキルを使い分けて戦います。APが尽きると防御や回避しかできなくなるため、戦闘の戦略が求められます。

イマジンモードとパーソナルウェポン

特に注目に値するのが、戦闘中に発動可能な「イマジンモード」です。これが起動すると、特定のBGMに合わせて攻撃力がアップします。さらに、各キャラクターには個々に異なる「パーソナルウェポン（パソポン）」が存在し、自分のスタイルに合った戦い方を実現できます。さらに、各種の装備品やトレーディングカードを集める要素もあり、プレイヤーの戦略は多岐に渡ります。

登場キャラクター

アサヒやサキなどの主要キャラクターに加え、リユやヤマトなど多彩な仲間が登場します。彼らはそれぞれ独自の能力や背景を持ち、ストーリーの中で重要な役割を果たします。また、その他のサブキャラクターも多く存在し、ストーリーをより豊かにしています。特にミズキはアサヒの幼馴染として、彼の生活を律する大切な存在として描かれています。

主題歌

『AKIBA'S BEAT』の主題歌にはClariSの「again」が使用されており、ゲームの雰囲気を一層引き立てています。

このように、『AKIBA'S BEAT』はリアルな秋葉原を探索しながら、自分の妄想と向き合うストーリーでプレイヤーを魅了します。

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